2006-12-05

査定方法

Fightersの今季の査定を見ていて,プロ野球選手の査定のおかしさが具体的に分かるようになってきた。

活躍する→年俸が上がる。不調→年俸が下がる。このように単純な査定が当たり前だと思い込んでいたが,この思いこみがおかしかった。現在得ている年俸に対して見込まれている成績が考慮されていないのである。

例えば年俸1億の投手が10勝する。これを1億なら10勝して当然と考えるか,10勝したのだから年俸が上がるのが当然と考えるかだ。プロ野球は後者の考えで年俸を上げてきた。そうなると隔年で活躍していれば下げ率の下限が決まっているので,身体も長持ちするし年俸も上がる。ちなみに,隔年のイメージはこんな感じ「10勝:1億→3勝:8000万→12勝:1.5億→6勝:1.2億...」

今年からFightersは,成績に対して見合う額を算出するという査定に切り替えた気がしている。過去の実績を考慮せずに杓子定規でこの査定法にしてしまうのは問題があると思うが,そこはフロントが上手く考えるだろう。