2007-05-31

歌詞が分からない事も悪くはない

洋楽を頻繁に聴き始めたとき,歌詞を知りたいと思った。しかし最近は歌詞が分からない事も悪くはないなと思い始めた。好きな曲がどうしようもない歌詞だったら,聴かなくなってしまうだろうと思ったからだ。

このように思ったのは,プロ野球選手がバッターボックスに入るときのテーマ曲を聴いて違和感を覚えたからだ。青春ソングと言えばいいのか,がんばれソングと言えばいいのか分からないが,そんな歌詞の曲をテーマ曲にするなよと聴いているこちらが恥ずかしくなってしまった。

2007-05-30

侍ではない

松岡農水相が自殺をし,石原慎太郎が「死をもってつぐなった。彼もやはりサムライだった」と発言したそうだ。どこが侍なんだろう。疑惑全てを告白した上でそれまでの罪を償って自殺したなら侍だとは思うのだが。

石原は自殺したことにより,他の人物への追求を避けたことを評価しているのだと思う。「私は彼とは同じ村に住んでいるんですよ。他の村人のための自決は立派な事である」と公言しているようなもので,自らの愚かさを宣伝していることに気が付いていない。

2007-05-29

iPod Shuffle2

日曜日の朝,MP3携帯プレイヤーのiRiver S10を机から落としてしまった。USBアダプタをつけたままだったので,ヘッドフォンとの接触が悪くなり左側から音が出なくなった。ヘッドフォンジャックを回したり,ある角度に力を入れるとたまに聞こえるので,凹側にドライバを突っ込んでグリグリいじっていたら完全に聞こえなくなった。

携帯プレイヤーは必要不可欠なものなので,急いで次のものを探した。同機種でも良いのだが,今回は価格を重視するのでiPod Shuffle2を購入した。本日届いたのだがiTunesは慣れるまでちょっと面倒だなと思った。

2007-05-28

対中日 6-2

まさかビジターで中日に連勝できるとは思わなかった。一昨年の交流戦からウッズにやられたという記憶がない。勝負しないように見せて勝負をする方法が効いているのかもしれない。

殊勲賞:グリン(先発3勝目) 敢闘賞:稲葉(本塁打とだめ押し打) 技能賞:田中賢介(2安打2犠打)

老いの辛さ

今朝起きたら左膝が痛く階段を下りるのが辛かった。ついでに腰も痛い。昨日は特に運動もしなかったので原因が分からない。座っていた体勢が悪かったのだろうか。最近,身体のあちこちに痛みが出て老いていく辛さを実感している。

2007-05-26

対ヤクルト 6-4

昨日,今日と負けても仕方がないという先発投手で連勝したのは大きい。それにしてもヤクルト,去年は長打ばかり打っていたイメージがあったのに今年はそれがない。それでも狭い球場では要注意だと思った。

殊勲賞:稲葉(決勝打) 敢闘賞:マイケル(8回途中から好リリーフ) 技能賞:小谷野(満塁から逆転打)

2007-05-25

対ヤクルト 3-2

ヤクルトのグライシンガーは捕手の構えたところに球が来るし,ストレートにキレがあるし,それでいてチェンジアップが素晴らしい。手も足も出ないので今日は負けだと思ったら,なぜか最終回にピッチャーを替えてくれてエラーも絡みサヨナラ勝ち。

殊勲賞:小谷野(同点打) 敢闘賞:吉川(高卒ルーキー6回1失点) 技能賞:金森(高卒4年目初登板初勝利)

面白いのだが

海外ドラマのプリズンブレイク8をようやく借りることが出来て,半年ぶりに続きを見た。面白いのだが少々飽きてきた。脱走までに時間をかけすぎだし「これはバレル,まずい」という場面から何とか逃れるという展開が多すぎて「どうせ又平気なんだろ」とハラハラもしない。

これは私がここ20年ぐらい日本の連続ドラマを見ていないので,ドラマに慣れていないせいなのかもしれない。それでも見始めたからにはせめて第一シーズンは全て見てやろうと決意し,続きを借りた。

2007-05-23

対読売 4-2

初回に2点を失ってからは打たせてとるピッチングに変えたようで,以降は無失点。シュート回転のツーシー無がある限り,対戦が少ない右打者には打たれないだろう。140Km台後半のスピードで身体に向かって来るから身体が自然に逃げてしまうから。ホリンズや二岡がそんな感じだった。

殊勲賞:ダルビッシュ(2失点完投) 敢闘賞:田中幸雄(決勝ホームラン) 技能賞:小谷野(同点打)

ハイボール

暖かさと共に足の調子も良くなり,やっとジョギングが出来るようになった。ジョギングをした日は1日中水分を欲するので,夜は水代わりにハイボールを飲むようになった。酔うことが目的ではないので,薄く作る。3時間ぐらい飲むのだが薄いおかげで二日酔いになることはなく,翌朝は5:30ぐらいには起きることが出来る。

自宅では焼酎を夏はロックで冬は暖めて飲んでいたのだが,ここ三ヶ月はウィスキーばかり飲むようになった。ウィスキーを飲む癖をつけると他の酒が飲めなくなる。欲しないときは数年間も飲まないのに。

2007-05-22

対読売 3-1

交流戦初日。セリーグは見ていないので打率などの数字だけで判断するしかないのだが,読売の各打者の数字が凄い。数字だけの判断だと日本ハムには勝ち目はないが,ソフトバンクの様にホームランを打たれなければ良い勝負が出来るのではないかと密かに思っていた。

予想通り読売はホームラン以外では点が入らず,打線が繋がらない。でも,5点差ぐらいないと最終回は胃が痛くなる。

殊勲賞:グリン(8回1失点) 敢闘賞:田中賢介(3出塁1盗塁で形に表れないプレッシャーをかけていた) 技能賞:稲葉(決勝打点)

2007-05-21

謎の電話

忘れた頃に奇妙な電話がかかってくる。内容は同じで「昨日のXX時頃電話しませんでしたか?この電話番号に心当たりがないのでリダイヤルしてみました」という内容。最初の頃は混線でもしているのかと思い,丁寧な対応をしていたが,これが続くと「又この電話か」とウンザリし,明らかに電話を出来ない状態だったというでまかせを言って切る。

家族構成やその時間の在宅率を調べているのだろうか。それとも元々は詐欺の電話で,出た相手によって話す内容を変えるようなマニュアルなのだろうか。若い男性の時もあるし若い女性の時もあった。

こういう電話は気味が悪いし,時間の無駄だし,あとから腹が建ってくる。悪意のある電話だと判断をし,ナンバーディスプレーに申し込んでしまった。

2007-05-20

対ソフトバンク 5-4

今年のソフトバンク打線はヒルマン就任1,2年目の日本ハムを見ているようだ。ホームラン打者が揃っているので,ホームランのみで得点することが多く下位打線もフルスイング。ホームランが出ないと得点が入らない。

今年の日本ハムはその逆で,長打が少ないのでコツコツ繋がないと点が入らない。昨日,今日に限れば日本ハムの長所が出て,ソフトバンクは短所が出たようだ。

殊勲賞:武田勝(ロングリリーフで今季初勝利) 敢闘賞:森本(3安打2打点) 技能賞:小谷野(昨日に続き,良い場面でのヒットなど)

ジャスティス


'44年,ドイツ軍の捕虜収容所ではマクナマラ大佐がリーダーとなっていた。ある日捕虜内での殺人事件が起こり,黒人捕虜が容疑者となった。ドイツ軍に処刑される寸前で大佐は裁判を行うことをドイツ軍に提案し,ハート中尉に容疑者を弁護するように命令する。しかし,命令したにもかかわらず大佐は弁護を妨害するのであった...

最後にやっと「ああそうだったのか」と話が繋がった。戦争批判,人種差別批判,戦争中の正義...等,様々な事を盛り込んでいるので焦点が少しぼやけてしまったのが惜しい。それでも面白かったけど。

ただ気になったのが,戦争中なら大勢のために自分が死を選ぶことを善として美化している部分。終盤からこの思想がこれでもかと立て続けに描かれていて,危うく染まりそうだった。

2007-05-19

対ソフトバンク 5-0

ここ数試合の被本塁打は捕手の構えと違うところに投げた場合がほとんどだった。今日の先発木下はほぼ捕手の構えたところにボールを投げられていた。これが勝因の一つだと思う。

殊勲賞:木下(初勝利発完封) 敢闘賞:坪井,小谷野(貴重なマルチヒット) 技能賞:森本,金子(絶妙な中継で2度ランナーを刺す)

2007-05-18

義理人情

日本ハムの田中幸雄が2000本安打を達成した。デビュー当時からはっきりと覚えていて,しかもファンチームの生え抜きの達成はとても嬉しかった。

現高田GMが監督の時に1軍に抜擢された。エラーも多かったが我慢して使って貰った。あれがなければ数年でクビになっていたかもしれないと田中幸雄は語る。FA時に巨人が狙っているという噂があったが,私の想像では我慢して貰った恩を返すために残留したのだと思う。そしてそれに感動した球団は力が衰えても2000本達成に協力することにした。

金や名誉のためにドライに割り切るのも一つの人生だし,義理人情を忘れないのも一つの人生。優劣はないが久々に後者の良さを認識した出来事だった。

2007-05-17

策無し

連日フィクションでもあり得ないような事件が起こっている。1歳児をバイクのヘルメット入れに入れて,夫婦でバイクに乗りしばらくしたら子供が死亡。その後子供を捨てた事件が起こった。以前,赤ちゃんポストに反対と書いたが,こういう事件が起こると賛成する人の気持ちも分かる。それでも意見は変わらないけど。

ここ数年の幼い子を殺す事件の犯人は若い母に多いというのが私のイメージ。欲望の赴くままに子供を産み,さらなる欲望を我慢できずに邪魔になって殺す。人格の形成が出来ていないので,解決策は無し。

2007-05-16

対楽天 8-6

先週の西武戦と昨日今日の試合で勝ちパターンの中継ぎを使いまくり,このあとの4連戦は大丈夫だろうか。先発の建山が故障で急遽降板。ダルビッシュもローテーションから外れるらしい。どうなる事やら。

殊勲賞:高橋信二(2ホームランがいずれも貴重な一打) 敢闘賞:武田勝(好リリーフ) 技能賞:田中幸雄(2000本まであと1本)

無駄

母親を殺害して頭部持参で警察に自首した高校生の事件がニュースで派手に取り上げられていた。こういう事件が起こると原因を解明しようとするが,人間が多ければこのような思考の持ち主もいるだろうから原因を解明しても無駄だと私は思う。

テロがどうのこうのと言っているそうだが,その言葉は後付か先付けか分からないけど本心ではないだろう。惑わされてはいけないと思う。死人に口なしなので好きなことが言えるし。

2007-05-15

仕方なし

赤ちゃんポスト運用初日に3歳児の男の子が預けられていたと発表された。赤ちゃんポストは親が名乗り出なければ,家裁の判断により施設に引き渡されるそうだ。

赤ん坊の命を前提に考えた設備だそうだが,私は賛成できない。その設備があると,とりあえず産んでしまえという輩が確実に増えると思っているので。今回既に使用者が出た。しかも赤ん坊ではなく三つ子の魂とことわざにもある3歳の子供。

賛成できないのなら代替案があるのか?と問われればその様なものはない。というより現状のままで仕方がないんじゃないかと思っている。人間としてのモラルの問題なので。

2007-05-14

PLCアダプタ

家庭用コンセントでLANを構築できるPLCアダプタに興味が出てきた。私は勝手に工事が必要だと思っていたのだが,よく調べてみるとアダプターを買えば良いだけであった。無線アダプタを購入する前に調べておけば良かったと後悔。

しかし,実際は使用環境によりまだまだ差があり実用的とは言えない場合が多いようだ。ただ,この業界の技術進歩は速いので1,2年もすれば十分実用に耐えられる製品になりそうな気がする。

2007-05-13

対西武 3-2

俺たちはホームランが打てないんだぜと開き直った打線の勝ち方のような気がした。武田久もマイケルもどんどん調子が良くなってきたし,先発が崩れなければそこそこ良い試合が出来るだろう。

殊勲賞:金村(6回2失点) 敢闘賞:武田久(2試合4イニング無失点) 技能賞:森本(決勝打)

2007-05-12

対西武 3-2

ホームランが出にくい打線なので,ノーアウトでランナーが出たらとにかくバント。しつこいくらいにバント。得点に繋がる確率の高い戦法に頼るしかない状態。今日はこの戦法が上手くいった。もう少し足を絡ませても面白いかなと思ったけど。

殊勲賞:小田(3安打2打点) 敢闘賞:八木(先発の役目を果たす) 技能賞:稲葉(決勝打)

イン・マイ・カントリー


南アフリカで「真実和解委員会」という,アパルトヘイト時に差別や暴行を受けた被害者がその内容を証言し,加害者が真実を述べれば恩赦されるという制度が設立された。取材をしている南アフリカで生まれ育った白人女性記者と,アメリカで生まれ育った黒人男性記者がこの制度への考えで対立をしていたが...

理不尽な暴行を行わなければ,自分若しくは自分の家族が理不尽な扱いをされるかもしれない。戦争でも同様なことが起きる。その時に自分が犠牲になっても,人間としてのモラルを貫き通すことが出来るであろうか。貫き通したモラルは映画のストーリのように陽の目を見ることがなく埋もれてしまう。

2007-05-11

これなら払う

NHKが受信契約を結んでいない世帯に対し契約締結を求めていき,要請に応じない場合民事訴訟を起こす方針だと発表した。

我が家は映りが悪いということを集金人に認めさせ払っていないのだが,NHKのこのやり方は今の時代に適してなく横暴だと思う。受信料から見たこともなく見たくもないタレントのギャラが払われるのかと思うと腹立たしい。

24時間ニュースチャンネル若しくはニュース以外は社員と素人だけで作る。これなら渋々ながら受信料を払ってもよいと思う。

2007-05-10

同情

餓死させようと幼い子を2人アパートに残して一ヶ月以上帰ってこなかった母親の話題をTVで放送していた。その番組では母親の生い立ちが原因であるかのような擁護っぽいスタンスで,それがとても気持ち悪かった。

私はこの母には全く同情も擁護もしない。しかし,餓死した子供とその子と一緒にいた子供には深く同情する。

2007-05-09

久々の散髪

五ヶ月ぶりに散髪に行った。十数年ぶりにパーマもかけずに,自宅から最も近い60歳を過ぎているであろうおじさんが経営している昔ながらの店で切ってもらった。

横と後ろをとにかく短く,前髪と頭頂部は薄くなってるからなるべくソッとしておいてねという事だけを伝えて切ってもらった。誤算だったのが,もみあげについて聞かれなかったので何も言わなかったこと。見事に短く切られてしまった。

髪型は自分が気にしているほど他人は気にしていないので,今後はこれをベースにバリカンで自分で切っていこうかなと考えている。

2007-05-08

自分のアピール

野球のオリンピック代表候補が発表になった。まず思ったのが,今の時期に公にするのかということ。予選は秋だし本戦は来年の夏。それを現時点の成績で選ぶのは納得いかない。星野のことだから世間に自分は仕事をしていますよとアピールしたいだけなんじゃないかと邪推してしまう。パリーグの選手の選び方なんて適当だし。

王監督が健康で今回の代表監督だったら,同じ事をしても何も感じないと思う。結局,星野が好きではないだけなんだなと認識した。

2007-05-07

アララトの聖母


'15年にトルコでアルメニア人大虐殺が行われたが,トルコ政府はそれを認めていない。映画監督エドワードはその史実を映画化しようとカナダで撮影を開始した...

アルメニア人大虐殺という事を全く知らなかったが,この映画はある登場人物が私と同様の知識の持ち主で,関係者にその内容を「どうして?いつ?それでどうなった?」と尋ねていく手法をとっているので,そういうことがあったのかとドキュメンタリーに近い感覚で作られている。

前述の通りこの歴史を知らないので,この映画の内容が100%正しいかどうかは分からない。これは南京大虐殺等のアジア諸国に対する第二次世界大戦中の日本の行為にも置き換えることが出来る。当時の各人のその行為への関わり合いによっては,意見も分かれる。

記憶も薄れていっているだろうし,加害者と被害者では受けたときの感覚も異なる。又,その状況時の世間の常識によって自分の行為を見失っていることもあるだろう。何を言いたいのか分からなくなってきたが,人数の問題ではなく,まず事実か否かを議論するが大事な事なのだと思っている。

トンネル


'61年にベルリンの壁の建設準備が始められた。壁完成直前に西ドイツに亡命したハリーはトンネルを作り,親族や友人を西ドイツに亡命させようとするが...

160分の映画なのだがその長さを全く感じさせない。名作「大脱走」に匹敵する面白さと緊張感。この映画は必見だと思う。

2007-05-06

対オリックス 1-0

1-0で迎えた9回。抑えのマイケルが三者連続四死球で無死満塁。次はクリーンナップで武田久に交替。良くても2点は取られるなと覚悟していたら,パーフェクトリリーフ。こんな場面は数年に1度見られるかどうかだろう。

殊勲賞:金村(8回無失点) 敢闘賞:武田久(無死満塁からパーフェクトリリーフ) 技能賞:森本(決勝打)

2007-05-05

残念なGW

一週間前に痛めた右足の痛みがようやく無くなってきた。歩くのも困難な痛さだったのでGWは何も出来なかった。何かをやるつもりがあったわけではないが,やるつもりが無いことと出来ない事は似ているようで全く違うので,残念なGWだった。

対オリックス 7-3

0-3の時は今日は負けたと思ったが,救援の江尻がほぼパーフェクトリリーフで打線もそれに乗った感じ。

殊勲賞:森本(決勝打などの活躍) 敢闘賞:江尻(好リリーフ) 技能賞:陽(流れを引き寄せる3塁打など)

2007-05-04

対オリックス 3-1

今日のダルビッシュは2死球を与えたあとは打たせて取るピッチングに変えたように思った。それまでは完投できる球数ではなかったが,終わってみたら完投。このまま進化し続けるのか。

殊勲賞:ダルビッシュ(完投) 敢闘賞:金子(先制ホームラン) 技能賞:森本(打撃好調)

2007-05-03

対ロッテ 8-2

今年はダントツでチーム本塁打数が少ないためなかなか点を取れないのだが,逆に考えるとこの事により打線が繋がらないと点が入らないということに気が付き,各選手のバッティングがよくなるのかもしれないとポジティブに考える。

殊勲賞:小谷野(ホームランを含む3打点) 敢闘賞:建山(6回2失点) 技能賞:武田久(何とか抑える)

2007-05-02

クラッシュ


ロサンゼルスを舞台に様々な人種が他の人種に対する偏見等を元に絡み合う人間関係を描いた作品。

脚本が素晴らしい。ほとんどの登場人物に対し良い面と悪い面を描いている。たまたま,この映画ではそれが人種を基準にしたものだったが,これを知り合いと他人に置き換えてもよいと思う。

犯罪が起こると,犯人の日常を知るものが「よい人だったのに」と言うことが多い。それを鵜呑みにし,擁護するコメンテータの話を聞くと「世間知らずだな。知人だからこそ陰の部分を見せていないんだろう」と思うこともしばしばあった。

この映画はその様な単純思考の持ち主をあざ笑い「さあ,両方の部分を知ったあなたはどのように思いますか?」と問いかけているのだと思う。