2008-09-30

インスタントラーメン

麺類はあまり好きではないのだが,昼食時に冷蔵庫にめぼしいおかずが無くインスタントラーメンがあるときは,外に買い物に行くのが面倒なのでインスタントラーメンで済ませてしまう。

麺類が好きではないのにインスタントラーメンがなぜあるかというと,先日チャルメラの醤油と味噌のそれぞれ5個入りを衝動的に買ってしまったからである。

子供の頃インスタントの中ではチャルメラの醤油味が好きだった。しかし途中でスープにホタテエキスが入ってから嫌いになった。ホタテ好きな人にとっては「本当にエキスが入っているの?」という味なのだと思うのだが,嫌いな人間にとっては「本当に入れやがった」と味だ。

それ以来インスタントラーメン自体をほとんど食べなくなったのだが,5個入りを見つけたとき懐かしくなってパッケージを見たらホタテエキスの文字が無くなっていた。昔に戻ったかと喜んで購入し食べたのだが,子供の頃に美味しいと感じた感覚は蘇ってこなかった。

2008-09-26

この道は母へとつづく


ロシアの孤児院で6歳のワーニャがイタリア人の養子になることが決まった。引き取られるまでの期間に既に養子になり孤児院を去ったワーニャの友達の母親が尋ねてくる。その母親はもちろん子供に会えなかった。そして翌日その母親が自殺なのか足を滑らせたのか分からないが,帰り道の駅で死んでいるのが発見された。

もし自分の母親が尋ねてきたら?と考えたワーニャは読み書きを習い,院長の金庫から自分の記録を盗んだ。そこには出生記録はなかったが,最初に引き取られた孤児院の住所が書いてあった。そしてワーニャは脱走してそこへ向かうことになるが...

立派とは言えない孤児院。年長者が年下の面倒を見る仕組みになっているが,年下の者達がクルマのガラスふきなどで得たお金を年長者に上納しなければならない。年長者の中には売春をしている者もいる。院長は知ってか知らぬかこの構造には何も言わない。

ブローカーが養子先が見つけ縁組みが決まるとブローカーと院長に金が入る仕組みになっている。つまり,縁組みが決まったのに脱走すると脱走した子の安全を心配してではなく,両者の不利益となるので必死になって捜索する。

この年長者や院長,ブローカーとの関係性は嫌な感じがするのだが,完全に悪いとも言い切れない。映画の台詞にも出てくるがギブアンドテイクの関係で,そうしないとお互い生きていけないのである。

ワーニャが脱走してからはロードムービーの様になるのだが,日本のバラエティのような「初めてのお使い」の様な泣き笑いがある温い物ではない。だからこそリアリティがあった。

2008-09-24

ゴーン・ベイビー・ゴーン


アメリカの小さな田舎町で4歳の少女が誘拐された。3日過ぎても手がかりが見つからないので,その少女のドラッグ中毒の母親と同居している少女の叔父夫妻は地元に詳しい若い私立探偵に捜査を依頼する。私立探偵は刑事の協力もあり徐々に真相を追求していき,母親の恋人の周辺に目星を付け犯人と交渉することになったが...

日本未公開なのだが,なぜこれを公開しなかったのかと思うぐらい面白い。しかし,暗く思い内容だ。あらすじからだと探偵もののサスペンスに感じるかもしれないが,実際は違う。ストーリーは二転三転とし最後は「正義とは法律に従うことなのか」を問われる。

秀一なのは視聴者に問うだけで終わらず,監督(ベン・アフレック)は自分の答えもきちんと出していることだ。私は主人公の方法に反対だった。

2008-09-20

Defiance, Ohio/The Years, The Fears, The Sleep

Defiance, Ohioの曲は好きな曲と苦手な曲の差が激しい。この曲はもろに好み。イントロがsionの「はじめまして」に似ている。

youtubeで見当たらなかったのだが,ここで聴くことが出来る。

2008-09-19

ファン心理

日本ハム前監督の采配が好みで,現監督の采配が好きではない。攻撃面で比較すると打てないならどうやって点を取るかと考え,長所を活かした策を(失敗しても)敢行したのが前監督。

打てないなら仕方がないと最も安全な策しか行わず,たまに思い切った策を取っても失敗するとそれを怖れ,行わなくなるのだ現監督。

結果が伴っていれば「そういうのもアリだな」と思い,現監督の策を理解しようとするのがファン心理。しかし結果が出ないと比較してしまい,どうして消極的なんだよと腹が立ってくるのもファン心理。

自分の心理状態を分析出来る野球は面白い。

2008-09-17

皇帝ペンギン


皇帝ペンギンは冬が近づくと集団で北へ移動しそこで産卵する。産卵後体力を消耗したメス達はオスに卵を預け数ヶ月間餌を求めて旅をする。オスはその間立ったまま動かずに足下で卵を暖め守り続ける。極寒なので数秒間卵を外に晒しただけで,その卵は死んでしまうのである。猛吹雪が来てもじっとして卵を守るオス達。やがて暖かくなり雛がかえりメス達も戻ってくるまで。

とても面白いドキュメンタリー。以前,ディスカバリーチャンネルでペンギンが屋根裏に住み着いてしまって魚臭くて仕方がないという番組を見たので,ペンギンは可愛くても臭いんだよなと思っていてもこの姿を見るとやはり可愛く思えてしまう。そして逞しい。

2008-09-16

NAS

NAS(Network Attached Storage),ネットワーク型ハードディスクを購入した。総容量が1TなのだがRAID機能を搭載しているので,そのまま使うかミラーリングして500Gで安全策をとるか考えたがせっかくのRAIDなのだからとミラーリングで使用することにした。

このNASを選んだのはプリントサーバになることと,PC連動電源機能がついていることだった。連動機能とは,登録しているPCの電源状態によりNASの電源も連動して自動でON/OFFを切り替える機能だ。これは夏の夜の暑さ対策にもってこいの機能だと思う。

iTunesで管理しているデータもNASに移動した。このデータを守るためにRAID機能付きを選んだと言っても過言ではない。

2008-09-12

賛成

秋のドラフトの注目選手である社会人の田沢選手が日本のドラフトに参加せずにメジャー入りを希望している事で注目が集まっている。MLBの紳士協定破りにNPB関係者は怒りを隠せない状態だ。

私は田沢選手の選択に賛成する。ドラフト制度の下ではプロ野球を会社に例えると,NPBが会社で各チームは支店若しくは部署という考えが適当だと思っている。そうなるとMLBは同業でNPBより資本も従業員も多い外資系企業。この様な考えになるので,直接MLBに入団するのは全く問題がないと考える。

NPB未経験でMLBから誘いを受けるということは,NPB及びアマチュア野球がそれだけMLBに認められレベルが上がったということ。NPB関係者は野暮なことは言わずに素直に祝福すればいい。

2008-09-11

Irish-Punk,Celtic-Punk,Folk-Punk,Speed-Folk辺りのジャンルが好きなのだが,CDそのものを日本では入手できないケースが圧倒的に多い。そういう場合はNapSterや海外の有料Downloadサイトから入手する。

それでもダメな場合は別な手を使うのだが,先日検索していたらその手のアーティストを特集しているサイトを見つけた。オフィシャルでさえSold Outのままなので諦めていたものや,そのアーティストで検索したら日本語の情報が1件も引っかからない無名なアーティストのものなど,とにかく偶然にしてはよく検索に引っかかったなとその運に感謝した。

2008-09-10

Defiance, Ohio/Oh, Susquehanna!

Against Me!と似ているDefiance, Ohio。海外ではFolk-Punkというジャンルに分類されている。メロディーや曲の構成が独特なので取っつきにくいかもしれないけど,何度か我慢して聴けばいつの間にか慣れ,好きな曲が増えてくる。

Gogol Bordello/My Strange Uncles From Abroad

心が安まりながらもはじける曲。アコーディオンがとても良く,それに途中からバイオリンが絡む部分は素晴らしい。

2008-09-09

大相撲騒動

大相撲のロシア力士の大麻疑惑騒動。あまり興味がなかったのだが,いつまでも続いている。私は日本人力士じゃないので大麻に対しての文化的な接し方が違うこともあり,マスコミが糾弾するほどの出来事なのかなと感じていた。

相撲界は他のスポーツと異なり,いでたちやタニマチがいて当たり前という特種な世界なので,相撲協会の対応に対して世間の常識を押しつけても仕方がないと思う。ただこの国にいるので,法律に従えば良いのではないかと思う。相撲協会があまりにも世間とずれていたら客が入らなくなるだろうし。

解雇された力士の部屋がジャニーズにマネージメントしてもらっていたら,いつの間にか騒動が下火になっていたかもしれない。TVや新聞に直接的な影響力がないとマスコミはここぞとばかりに強気に出るという現象を又しても確認してしまった。

2008-09-08

Swaggerin' Growlers /Greetings From The Unemployment Line

出だしの2小節ぐらいのメロディーにはまってしまい,全体を通したらどうかなと少し不安になったが,好みの曲だった。この動画の音が悪いのが悔やまれる。

2008-09-05

構造

虫,特に蚊が耳元にいるとあの音だけで不快感を感じる。顔だけを箱で覆われその中に蚊を数十匹入れられる拷問があったら1時間で気が狂ってしまうかもしれない。いや,数十秒でとにかく謝るだろう。

犬は人間より耳がよいのだが,蚊の音には不快感を感じないどころかその存在も気にしない。動物が蚊に不快感をしめしていたら自然界で生きていけなくなる。だからこの様な構造になっているのだと推測するのだが,こういう構造というか仕組みは見事だなと何かを発見するたびに思う。

2008-09-03

残念な事

数ヶ月前に初期のU2を流し聴きしてみた。評判は知っていたが全く聴いたことがなく,好きになれば沢山の未聴曲が待っているぞとワクワクしていた。しかし結果は大苦手なサウンドだった。

上手く言葉に出来ないのだが,ああいうアレンジは生理的に拒否してしまう。声もあまり好きじゃなかったし。興味深そうな詩なので好きになりたかったのだが残念だ。

2008-09-02

見えた思い

福田首相が辞任した。小泉の後だからなと一瞬思ったが,そうだ安部がいたんだと思い出した。この辞任から「なりたくってなったんじゃねえよ。だから辞めるよ。一応名前は残るしね」という思いが見えた。

2008-09-01

君のためなら千回でも


ソ連侵攻前のアフガニスタン。金持ちの少年アミールは召使いのアリの息子の年下のハッサンと仲がよく,召し使いながらも家族のように暮らしている。ハッサンはアフガニスタンでは下に見られている民族のため二人は近所の年上の悪ガキ連中に誹謗されるが,そのたびにハッサンがアミールを守ってくれる。

凧揚げ大会の日二人の凧は優勝する。いつものように糸の切れた凧を拾いに行ったハッサンは悪ガキ連中に犯されてしまう。ハッサンがなかなか戻らないので探しに行ったアミールはその現場を目撃するがハッサンを助けることも出来ずに物陰で見ているだけであった。

アミールは自分の行為に恥じてそれを忘れるために,嘘をついてハッサン一家を家から追い出した。その後ソ連侵攻でアメリカに亡命したアミールは数十年後アメリカで作家としてデビューすることになった。そしてその日,アフガニスタン時代の父の友人から電話があり,タリバン政権で混沌としているアフガニスタンに戻ってこいと言われる...

子供の頃の罪を大人になってから償えるかどうかという物語で,アミールが主役なのだが見終わったあとにはアミールの存在は消え失せ,ハッサンの子供の頃はもちろんだが大人になってからも泣き言を言わない純真さ,誠実さばかりが印象に残った。