2009-01-30

郵便時刻

郵便局が民営化されてから配達時刻が遅くなった。それまでは午前中だったのが夕方になったのだが,民営化で地区毎の時間が変わったんだろうなと思っていた。しかし,週のうち何度かは18:00過ぎでも配達されず,翌日朝刊と一緒に受け取ることも多くなった。

レンタルDVDでは追跡調査が出来るためにどうなっているのか見てみると,だいたい午前07:00過ぎには管轄地区に届いており「お届け先にお届け済み」になっている。我が家には届いていないのにこの表現はおかしい。

郵便物は夕方までに届くと思っている長年の習慣を,0:00までには届くと考え直せば良い事なのだが,子どもの頃からの習慣なのでついつい「又夕方以降か」と舌打ちをしてしまう。

2009-01-29

コールドギア


ここ何年か買おうかどうか迷っていたアンダーアーマーのコールドギア(モックタートルネック)を購入した。慣れるまでは身体の締め付けが気になるが肌触りはいい。そして効果は想像していたより良かった。

着ると暖かくなるわけではない。寒くないのである。そして身体から出た熱を逃がさないため,ちょっと身体を動かすと暖かくなる。

欠点はフィットしているので身体の線が完全に出ること。写真のような体型ならいいが,私の体型ではへそ周りの肉がボヨっとなってしまい,暑くなってもこれ一枚の姿になれないのである。

2009-01-28

西の魔女が死んだ


絶賛されているので見たのだが,主人公一家はお年寄りが一人で住んでるのに,2年間も会いに行かないなんて冷たいなという印象しか残らなかった。それは私が生まれたときには祖父祖母共に他界していたので接したことがなく,そのために冷静に見てしまったからなのかもしれない。

あと,おばあさんの人生哲学はその通りと思うのだが,私にとっては特に目新しい哲学では無かったという事も今ひとつだった理由かもしれない。

2009-01-27

酒気帯び運転

6月1日から酒気帯び運転でも免許取り消しになるこれは良いことだと思う。こう思うのは私がクルマを持っていないからかもしれない。二日酔いでも酒気帯びの可能性があるとすれば,昔の私はアウトだったかもしれない。

それは朝に運転中,二日酔いで運転中に気持ち悪くなり路肩に止めるのが精一杯で,外に出ることも出来ずに吐いてしまったことが2度あるからだ。二日酔いを覚まそうとがぶ飲みしたジュースしか胃に入っていなかった事が不幸中の幸いだった。

2009-01-26

なごり雪/小林万里子

youtubeで偶然に小林万里子というブルース歌手を知った。過激な歌詞をブルースに乗せたり,替え歌を歌う。調べたところ'78年にフォーライフからデビューし,2ndシングルが放送禁止になったり1stアルバムが発売即廃盤というまるで頭脳警察の様な経歴を持っている。

歌詞が面白くて他にも聴きたいなと思い検索したところ「なごり雪」の替え歌の動画を見つけ,これがとても面白かった。これを聴いてイルカがスピリチュアル何とかの江原と連んでいたことを知った。「同情しかけた,その矢先に」「以前よりずっと,嫌いになった」という部分の詞の変え方が上手い。

2009-01-23

オンリーチャイルド/ジャック・ケッチャム


母親に虐待されて育ったアーサーは,子ども時代に数々の事件を起こしたが狡猾に立ち回り捕まったことが無く,今では人気レストランの経営者として町の名士になっていた。

彼の内面を知らずに結婚したリディア。彼に変態行為を要求され困惑するが,息子ロバートが生まれてからは要求が少なくなった。その一方で幼いロバートの様子がおかしくなってきていることに気が付いた...

虐待がモンスターを作り出すというよくある内容なのだが,それに裁判部分を加えたことでこの小説がより面白くなったと思う。

前半はエロ小説の様な描写も多く「失敗したかな」と思ったが,後半の裁判シーンからは目が離せない状態になった。本宮ひろ志の漫画なら裁判で悪事が暴かれカタルシスを得られるのだが,この作者の場合はそうじゃない。そこがもどかしいのだが,現実はこっちだよなと納得する部分でもある。

隣の家の少女/ジャック・ケッチャム


扶桑社ミステリー
隣のルース家に少女がやってきた。メグとスーザンで姉のメグは僕と同じくらいの年齢だ。二人の両親は交通事故で亡くなったので引き取られたようだ。ルース家には母親と3人の息子がいて僕は母親とも息子達とも仲がいい。

ある日メグが家の中でルースに叩かれていた。お仕置きにしては激しすぎたが僕が口を出すことではない。そのうち僕が遊びにいっているときでもルースはメグに折檻するようになり、て息子達もそれに加わった。

止めなければと思っていた僕はその光景になれるに従いそんな気持ちはどこかへ行ってしまった。そして近所の子ども達も加わるようになり...

先日見た「アメリカン・クライム」という映画の情報を検索していたら「インディアナ少女虐待事件」を元にした小説がこれだと言うことを知り早速読んでみた。最初に映画を見ていたので(※映画は小説を元にしたわけでは無さそうなので細かい部分では異なっていたが大筋が同じ)免疫が出来たのか,ショッキングとは思わなかったが後味は悪かった。

傍観者に近い加害者である主人公の行動は,一般的な人々の行動を想像して書いているのだろう。事件を新聞やTV等で知ったときは「何やってんだよ。自分だったらすぐに通報するのに」と思うだろう。しかし実際当事者になり,主犯者達との過去から蓄積されている人間関係や思い出があるとそう簡単にはいかないのが現実なのだと思う。もちろん,そんなことより現実だとスパッと割り切れる心の強い人間もいるだろうけど。

2009-01-22

網戸

2階の窓の網戸(高さ90cm)が破れ放題で気になっていたが,あまり使わない部屋なので放っておいた。他の部屋の網戸も破けているものがあり,どこに修理に出せばいいのだろう,でも修理に出すのも面倒だなと思っていた。

自分で修理出来ないかなと調べたところ修理方法を書いたサイトが沢山見つかり,材料を適当に頼んだ。一番の問題は網を止めるゴムの幅。我が家の網戸の型は相当古いものらしく,現在売っているゴムの形状と異なるもので止めているので幅が分からない。こんなものかと思い4.5mm幅を購入した。

本日材料が届き網を張り替えたところ,1枚につき約1時間かかり,2枚張り直したところで疲れたのでやめてしまった。作業前は窓の2倍の高さがある扉の網戸も張り直そうと張り切ったのだが,今は夏までに張り替えればいいやと消極的な気持ちが強くなった。

時間がかかった原因はゴムを網戸にはめ込む部分。4.5mmだと太かったのかもしれない。でも,細いゴムにして簡単にはまったら簡単に取れるということなので,これでよかったのかもしれない。

2009-01-21

The Syrian Bride


イスラエル占領下のゴラン高原に住むモナがシリアのTVスターと結婚することになったが,お互い面識はない。モナは結婚後シリアに住むことになるが,一度シリアに入国すると二度とゴラン高原に戻ることは出来ない。モナと会えるのが最後になるということから,ロシア人女性と結婚し半ば勘当になっている長男やイタリアで商売をしている次男等も駆けつけた。

村人などを集め花嫁だけのパーティーを行った後,モナと親族は国境へと向かった。シリア側の国境では旦那側の親族が待っていた。いざ入国というときにその日から新しくなった入国スタンプの形式によりトラブルが発生し...

2004年の映画。一見,悲しそうなストーリーに感じるがそんなことはなく,コメディーっぽい部分もありあっという間に時間が過ぎた感じだった。普段は威厳を保っている男性達より,いざとなったら普段は一歩引いている女性達の方が肝が据わっているという図式が印象に残った。

この映画を作ったのがシリア人ではなくイスラエル人という事が興味深い。国単位で考えると単純に「あの国の人間は云々」と一括りにしてしまいがちだが,個人単位で考えると当たり前だがリベラルな人も多いということを改めて肝に銘じた。

2009-01-20

ヒール

土曜の夕方に相撲と笑点が好きな義母が来ていたので,少しだけ相撲を見た。相撲を生で見るのは小学生以来。そして朝青龍の取り組みを見てエンターテイナーだなと感心した。

朝青龍はいつも揉め事を起こしているという印象がある。興味がないので揉め事の内容までは知らないが,ヒールの役割を分かっていて演じてるんだろうなと思っている。この事を前提に見たからなのかもしれないが,面構えや目つき,態度が他の力士と違い一見の私でも十分に楽しむことが出来た。

朝青龍にはこのままヒール道を極めて欲しい。そのためには憎たらしいほど強くなければならない。それを極めたとき相撲人気は復活するだろう。

2009-01-17

アメリカン・クライム


1965年インディアナ州。サーカスの巡業で働く両親は巡業のため,数ヶ月の間シルヴィアとジェニーという中学生の二人の娘を教会で会っただけのガートルード夫人に週給20ドルで預けることにした。ガートルード夫人には夫がいなかったが6人の子どもがいることから信頼してのことだった。

ある日週給の送金が遅れた。するとガートルード夫人はシルヴィアとジェニーに体罰をした。しばらくしてガートルード家の長女がシルヴィアに悪口を言いふらされていると夫人に嘘を付いた。すると夫人はお仕置きといってシルヴィアに煙草の火を押しつけた。体罰は夫人の言葉を信じる子ども達や子どもの友人も参加し,徐々に激しさを増していった...

裁判シーンから始まり,あらすじを忘れていたことからどんな事件なんだろうと集中していく。そして開始20分過ぎ辺りから目が離せなくなり最後まで画面に釘付け。そしてしばらく余韻が残った。これは虐待というより母親をリーダとしたリンチだ。

インディアナ少女虐待事件を元にした映画だそうで,検索すると映画以上の虐待(リンチ)をされていた。しかし映画も負けていない。誰かこの行為が異常事態に気が付くだろうと思いながら見ていたのだが誰も気が付かない。これは時代や地域の特性なのかなと思い込むしかないだろう。

2009-01-16

空へ/カルメン・マキ&OZ


PANTAを聴き始めた後ぐらいに,カルメンマキ&OZの2枚組Liveアルバムをどこからか手に入れた。間奏のギターソロが長いのは好みじゃなかったけど,圧倒的なVo.やメロディーが好きでよく聴いていた。しかし,高校を卒業してからまったく聴かなかったのでこの映像で曲を聴いたときは当時の自分の周りの映像が一瞬にして蘇った。

この曲以外にも「26の時」や代表曲である「私は風」が好きだった。

屋根の上の猫~人間もどき/PANTA


頭脳警察の存在を知りファンになり,少ししてから当時発売された「マラッカ」がある雑誌で絶賛されソロPANTAも聴きだした。その当時好きだった曲がこの2曲。特に「人間もどき」は大好きだった。

LPには歌詞カードが入っていないので何を言っているか分からない箇所もあった。歌詞カードを入れろよと思ったが,無かったことが逆に今も忘れられない思い出として残っている。尚,このLiveでは2番の歌詞が大幅に変わっている。

2009-01-15

誘惑

煙草の本数を意識的に減らし,30本/日から10本/日になった。それで分かったのが喫煙の欲求は飲酒の有無とは関係なく,一人か否かで異なるということ。吸いたいなと思った時に誰かと話をするなどして会話に加わっていれば,忘れようと意識しなくてもその欲求をすぐに忘れる。しかし一人だと忘れるのが容易ではない。逆にここで一服と誘惑に負けてしまう。

すぐにピタッと煙草を止められるほど意志が強くないので当面の目標は5本/日まで減らすこと。5本の内訳は各食後と起床後,就寝前。今の状態だとかなりキツイ。

2009-01-13

タイツ(ももひき)

ここ数年は履かなかったのだが,去年末から再度タイツ(ももひき)を履き始めた。再度履こうと思ったのはユニクロでヒートテック素材のものを見つけ買ってみたのがきっかけだった。履いてみると数年前にユニクロで買ったものと異なり,ゆったりしていて蒸れにくい。寝るとき以外はほぼ履いている。

30代の頃までは誰に見せるわけでもないのに,ももひきなんて格好悪くて履くものかと思っていた。しかし今では見栄えなんてどうでもいい,暖かいことが一番だという考えに変化した。それでも,タイツを履いた時の姿はアスリートではなくラッシャー木村をイメージしてしまい,それを打ち消すためにすぐにズボンを履いてしまう。

2009-01-12

動物

庭で飼われた柴犬を噛み殺した土佐犬が警察官に撃ち殺されたという事件があった。実際に大きな犬に会うと写真や映像で見ていた大きさ以上に感じる。

うちの犬は散歩中にハイになったことはないが,家にいて義母が尋ねてきたりするとハイになる。階段を猛スピードで1段抜かしで何度も上り下りし,捕まえようと思ってもターンも速くてなかなか捕まえられない。

この事から大型の獰猛な犬がハイになって向かってきたら人間じゃ太刀打ちできない気がする。私も含め犬の飼い主は散歩など外に連れて行くときは,素人が躾もどきをした動物であるということを常に肝に銘じておかないと行けないと思う。

2009-01-09

リターン・トゥ・パラダイス


マレーシアの旅行でエンジョイした3人の学生達。一人は現地に残ることになった。それから2年後,アメリカで働いている2人の男性に弁護士が会いに来た。彼らが帰った翌日,現地に残った青年宅から麻薬が見つかり逮捕され,大麻の量の多さから売人と決めつけられ2週間後に死刑になるという話だった。

現地の警察に彼ら二人も一緒に大麻を楽しんでいたと自白すれば,死刑にならずに一人当たり3年の懲役ですむという。アメリカで新たな生活を送っている二人は自白するかどうか苦悩する...

懲役を受ければ友人は死刑にならずにすむ。しかし知らない国だし,今の生活もある。自分の国では死刑になるような罪ではない。弁護士から知らされるまではその友人の存在すら忘れていた。もう一人の友人は自白するのか。

この様な条件の中どのような決断をするのだろうかという興味が持続する,とても面白い映画だった。ただ,カタルシスは得られない。あの新聞記者を制裁して欲しかった。

2009-01-08

理由

正月は集中力が無いので,あまり映画を見なかった。何を見たかというと,2000年からのガキの使いの罰ゲームシリーズだ。毎日一つ若しくは途中まで見て,今はまだ2006年の途中。

日ごとに,どんどん笑う回数が少なくなってきた。ファンとしては毎日見ているせいだと思いたいのだが,去年の大晦日のものも笑えるところと笑えないところの差が激しかった。

2009-01-05

ミスト


嵐で窓などが破壊された翌日,デヴィッドは息子と近所の大型スーパーに買い出しに出かけた。しばらくするとスーパーの外は霧で一杯になり,その霧の中から怪我をした男が「外に出るな」と叫びながらスーパーに入ってきた。何が起こったか分からないデヴィッドを含む客達だったが...

霧の中には巨大化された凶暴な虫?がいるのだが,それは映画の主題ではない。職業や人種,宗教観が異なる人々が敵わぬ敵と相対したときにどのような軋轢が生まれるかという事を主として描いた映画だと思う。

最初は誰にも相手にされない神を信じる狂信者が次第に神の代弁者として支持を集め,神の名を借り横暴な振る舞いになっていく。この変化の過程がよくできていた。

ラストは登場人物の気持ちになりきれなかったので「なぜ,あっさりと」と思ったが,それもありかなと思い直した。

2009-01-02

大晦日

大晦日、徒歩で行ける妻の実家にいった。義姉一家も来ていて結構な人数なのだが,酒を飲めるのが私だけなのでウィスキー持参した。私だけが飲んでいるので水や氷をもらうのを悪く感じ,ストレートで飲んだ。これがいけなかったのか,実家から帰る直前から翌朝までの記憶が吹っ飛んだ。

翌日,妻におそるおそる聞いてみるとちゃんと犬を連れて帰り犬の足も洗ったそうだ。しかし足を拭く段階で力尽き玄関で眠ってしまったらしい。最終的には寝室で寝たのだが新年は玄関だったようだ。

今年の誓いは,ウィスキーはストレートで飲まないということにしよう。