2009-01-09

リターン・トゥ・パラダイス


マレーシアの旅行でエンジョイした3人の学生達。一人は現地に残ることになった。それから2年後,アメリカで働いている2人の男性に弁護士が会いに来た。彼らが帰った翌日,現地に残った青年宅から麻薬が見つかり逮捕され,大麻の量の多さから売人と決めつけられ2週間後に死刑になるという話だった。

現地の警察に彼ら二人も一緒に大麻を楽しんでいたと自白すれば,死刑にならずに一人当たり3年の懲役ですむという。アメリカで新たな生活を送っている二人は自白するかどうか苦悩する...

懲役を受ければ友人は死刑にならずにすむ。しかし知らない国だし,今の生活もある。自分の国では死刑になるような罪ではない。弁護士から知らされるまではその友人の存在すら忘れていた。もう一人の友人は自白するのか。

この様な条件の中どのような決断をするのだろうかという興味が持続する,とても面白い映画だった。ただ,カタルシスは得られない。あの新聞記者を制裁して欲しかった。