2008-08-28

雨の思い出

小学生の頃は多少の雨なら気にせずに外で遊んでいた。ある日いつものように遊んでいると雨が降ってきた。すると友人の一人が「放射能が混じってるから危険だ。すぐに雨宿りをしよう」と言った。当時の小学生なので「放射能=はだしのゲン」と即座に連想し言いつけを守った。

まあ,小学生なのでその様なブームは数度で去り,結局はいつも通りに雨の中でも遊ぶようになった。この事が妙に記憶に残っていて,犬の散歩途中で急に雨が降ってきて濡れると思い出す。頭部が薄くなったのはもしかしてあの時の...等と思いながら。

2008-08-27

WBCの監督

野球のオリンピックでの敗退で,選手村に泊まらなかった等という試合以外での批判が出ているが,それは違うなと思っている。それを言い出したら日本国内での各競技別の待遇(練習施設等)まで調査し比較しなければならなくなる。

WBCの監督になるかもしれないという噂もあるが,野球ファンの私からするとそれはもう勘弁してくれと思う。それなら誰が良いのかと考えてみると,采配などを抜きにすれば日本野球界の縦社会とはしがらみがないバレンタインが良いのではないかと思う。

2008-08-26

やるぞやるぞ詐欺

犬が糞をしたいときは肛門が大きくなる。うちの犬は枯葉の上や草むらで糞をするのが習慣となっている。だいたい1日1回行うのだが,雨が降っていると匂いが異なるのか肛門が大きくなっているのになかなかやらない。やろうとして踏ん張る姿勢を取るのだがやめてしまう。人間で例えると便意があり公衆トイレに入るのだが汚くて躊躇し,次の公衆トイレを探すような感じである。

それを何度も繰り返し結局その回の散歩で糞をしないことも多々あるが,便意があることは確かであり,夜中に連れて行けと言われるのが困るのでなるべくやらせようと粘る。

糞のお気に入りの場所は前述の通りなので,夏に雨が降ると蚊が大量発生する。傘をさしているのでいつもより蚊に刺されやすい。前述の肛門を大きくしながらの「(糞)やるぞやるぞ詐欺」をやられると蒸し暑さと蚊のためにイライラしながら途方に暮れるしかない。

2008-08-24

オリンピック野球

オリンピックの野球は結局メダルが取れなかった。見ていて思ったのが星野が名前,いわゆるNPBでの実績を優先してしまったことだと思う。それも自分が監督をしていた頃のセリーグの記憶を元に。

NPB内では名前がプラスに働き多少調子が悪くても抑えたり,打ったりすることが出来ると思う。しかし国際試合では名前は通用しない。それなのにそこに最後まで気がつかなかった。

星野はダルビッシュを日本のエースとして持ち上げていたが,そこは持ち上げていただけで腹の中では信用していなかったのではないだろうか。パリーグの監督だったら,初戦で調子が悪かったとしてもその実力を十分知っているので,今回のような使い方はしなかったと思う。

所詮,内部を知らない素人の意見だけど,こういう起用方法で負けたのなら仕方がないと思えない試合の数々だった。

2008-08-22

ソフトボール

昨夜ソフトボールの決勝を後半から見た。金メダルより印象に残ったのがアメリカのCrystl Bustos。ずいぶん横に大きいなというのが第一印象。そして強烈な印象だったのは,当てただけのように見えた打球が完全なホームランになったこと。客席まで飛んでいった。

男性も女性もやはり欧米人とアジア人とでは元来のパワーが違うんだなと改めて思った。アジア人がスポーツで世界の上位に入るには最初からパワー勝負は捨てて,イチローのように技術部分を磨いていくのが賢明かもしれない。

2008-08-20

ビール

ビール嫌いの若者が増えているという。私も24,5歳ぐらいまでは嫌いでほとんど飲まなかった。当時の職業柄先輩に強要された事もあったが「私はこっちの方が」と日本酒やウイスキーをビールのように飲んでいたら強要されることもなくなった。

ビールの旨さが分かるようになったのは夏にプールに行ってからだ。プールではさすがに日本酒を飲む気にならずにビールを飲んでいた。暑くて汗をかいていたせいもあるのか,いつもの苦さを感じずに沢山飲むことが出来た。

それ以来,飲酒時の最初にビールを飲むようになった。しかし,基本的にはやはり好きではないのですぐに別のアルコールに切り替える。ビールが嫌いな人は炎天下で飲んでみることを勧める。

2008-08-18

口パク

北京五輪開会式で9歳の少女が歌った曲が口パクだったと騒がれている。彼女の歌を聴かせるために金を取って客を入れたわけではないので,どうでもいいことだと思う。

私は口パクより,好きでも無く興味すらないアーティストがプロ野球開始前に歌う「君が代」の方が嫌だ。あなたのことが好きなファン層と違うんだから依頼を断れよといつも思う。

2008-08-15

柔道からJUDOへ

オリンピックの野球の開始時間が1時間遅れたために別のチャンネルで柔道を見た。私は高校時代に柔道をやっていたのだが,TVで見るのは久しぶり。大会に出るような実力者同士の試合は見ていても面白くないので,高校卒業と同時に見なくなったからだ。

20年以上すぎると柔道もこうも変わるのかと少し驚いた。昔はまず組み合う。腰をひくと注意されるし自分自身が技をかけにくい(かけにいく時に動作が大きくなり読まれてしまう)ので,腰はひかない。

寝技もすぐには解かずにじっくりとやらせる。投げられて背中が着いたとしてもゴロッという感じは1本にはならずに技あり。双手刈りのようなタックルはトリッキーな技で,寝技にも自信がないとダメだ。

以上が私がやっていたときの柔道。今は外国で言われているようにJUDO=ジャケット・レスリングになっているようだ。1本が美しくなくなってきている。

2008-08-14

でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相/福田ますみ 新潮社

教師から「穢れた血」といわれその後も嫌がれせを多く受けPTSDになった小学生の事件が数年前に報道された。しかしそれは保護者の虚言癖から始まった冤罪であった...

この事件を覚えている。酷い教師がいるものだと思いその後どうなったかは知らなかった。そしたらそれが冤罪だったことをこの本により知り,新聞報道といえども鵜呑みにしてはいけないなと改めて胸に刻んだ。

どうしてこの様な事件になったかというと,子供の嘘に両親も嘘を含めながら過剰に反応し学校を攻めた。これに対し校長と教頭は教師の話を信じずに,穏便に済まそうと教師の罪を認めてしまう。教師もとりあえず頭を下げることにする。

その様な状況時にマスコミがこの話を聞きつけ,両親の話を信じ込み教師糾弾記事を書きTV局もそれに乗り大事件へと発展することになり,民事裁判ではやはり両親の話を信じた人権派弁護士が550人の弁護団を組む。教師側は弁護士がいない状態。

しかしこの事件がおかしいと感じた弁護士が教師側に付き裁判を始めると両親の虚言癖や,PTSDと判断した医者の適当さが浮き彫りにされてきてマスコミの論調も変わってきて,最終的には教師の全面勝利とまではいかないものの勝利といっていい結末になった。

この事件を両親側からの取材のみで一方的に書き上げた週刊文春の西岡研介,西日本新聞の野中貴子,毎日新聞の栗田亨,朝日新聞の市川雄輝はジャーナリストとは言えないだろう。真実を調査する前に自分の判断で善悪を決め,自分を正義の使者と勘違いし自分で判断した悪を糾弾するために熱弁をふるう。

一応世間的に認められているマスコミ会社の人間がこうでは怖ろしい。○○新聞の記事だから信用出来るねと思う人も多いだろう。しかも訂正報道はしない。書いた者勝ちだ。報道する自分の使命というものに酔ってしまい,一般的な倫理観を欠如してしまっているのだろう。

報道はスポーツの結果しか信用できなくなっていくのかもしれない。

2008-08-11

ホテル・ルワンダ


ルワンダでフツ族によるツチ族への大領虐殺が始まった。高級ホテルの支配人ポールはフツ族だったが妻がツチ族だったこともあり,ホテルに家族を匿いそして多数の難民も匿ったがフツ族はホテル内にも攻め込んできた...

「ルワンダの涙」と同様に国連や白人ジャーナリストの無力感が印象に残った。白人ジャーナリストがフツ族の虐殺現場を撮ることに成功しポールは「この残虐な映像がニュースで流れれば世界が助けてくれるでしょう」とジャーナリストに期待を込めて尋ねる。しかしジャーナリストは「世界の人々は怖いねといいながらディナーを続けるだけだ」と現実を語る。

このジャーナリストの言葉は吉田拓郎の30年以上も前のアルバム「Live’73」に収められている「晩餐」という岡本おさみの詩そのものだ。この曲を知って30年以上経つが,やはり私はディナーを続ける人間であり,これからもそうなのだと思う。

2008-08-07

モラルの問題

Google Street Viewが話題になっている。早速自宅付近を試してみると,いつもの風景が映っていた。アパートが建てられていないので年末か年始頃の写真のようだ。

高校時代は最寄り駅に自転車を置いて通っていた。それを再現しようと思ったら,景色も変わったこともありほとんど忘れていて学校に到着できなかった。地図で見ると駅からかなり離れていて,こんなとこまでよく通っていたなと我ながら感心した。

私は技術者の端くれなので,プライバシー面では灰色っぽいけどやってしまえとMapからこの様な機能に派生させた技術者達の気持ちが想像できる。技術というのは薬にもなるし毒にもなる。インターネットの仕組自体,詐欺や若者同士の悪口からの殺人など毒を沢山産んでいる。薬になるのか毒になるのかは最終的には個人個人のモラルの問題なのである。

2008-08-06

冷凍庫のウイスキー

自宅で飲むのはここ1,2年ウイスキー。冬はお湯で割り夏はハイボールにする。少し前にネットで検索していたらウイスキーを冷凍庫に入れて飲む方法を見つけた。

試してみたところ,ウイスキーは凍らずにトロトロになり不思議な舌触りになる。私は香りとか味をじっくりと味わうタイプではないので,冷えたウイスキーに冷えた氷と冷えた炭酸の組み合わせで十分に満足した。

これから夏には冷凍庫に入れておくようにしよう。残念なのがサントリーの角瓶1920mlだと大きすぎるのでこれを断念しないとならないことだ。

2008-08-05

昨日から雷が多い。うちの犬は幼犬の頃雷など全く気にしなかったが,ある年齢を境に怖がるようになった。吠えたり息づかいが荒くなったり,尻尾を下げてうろうろ歩き回ったりしていた。そのせいで,夜から深夜にかけて雷が鳴るとゆっくりと睡眠も出来なかった。

ところが,今年に入り以前ほど怯えなくなった。人間でも驚くような轟音だとさすがに反応するが,通常の雷だと平静ではないが吠えもせず息づかいも正常だ。スカパーの方がよっぽど雷雨に反応する。

2008-08-04

キンキーブーツ


父の急死で先祖代々続く4代目の靴工場の社長に就任したチャーリー。工場は不振で従業員を15人解雇したがそれでもつぶれるのは時間の問題だった。ある日ドラッグクイーンのローラと出会い,彼女(彼)たちのブーツを作ることを決意した。ローラをデザイン担当にして新商品の開発を開始したが,職人達はローラの風貌に心を開こうとしない...

借りてからしばらくしてから見たので,あらすじを全く覚えていなかった。つまり頭の中は予備知識がゼロ。それでも10分もしたら映画にのめり込んでしまった。偏見と闘うローラや心を開き始める職人達。優柔不断さと自分勝手さがなかなか直らない主人公のチャーリー。

ハートフルコメディなのである程度推測できるストーリーなのだが,それでも十分に面白い。

2008-08-01

TBSのスポーツ中継

TBSのオールスター中継は酷かった。メインがオリンピックのことばかり。オールスターは壮行試合ではないし,壮行試合はきちんと組み込まれている。地上波で見る選択肢しかないので腹立たしさも倍増する。

先日のボクシングは見ていないが噂によると酷かったらしい。TBSはバレーボールだけを放送しろ。その他のスポーツには手を出さないで欲しい。

連帯責任

甲子園出場が決まっている桐生第一高校の野球部員が強制猥褻容疑で逮捕されたが,現時点では出場できる見込み。一昨年,野球部員による強制猥褻行為は3校であり,それらの高校は対外試合禁止処分にはなっていない。

同じ高校の生徒や野球部員が犯罪を犯したからと言って,その犯罪には関係のない部員が出場を辞退するという制度はやりすぎではないかと思っていたので,出場を認める措置は好判断だと思う。

といっても,喫煙飲酒というある年齢に達したら認められる行為ではなく,強制猥褻行為という犯罪には嫌悪感を感じる。しかも一昨年には3校であったというから驚く。連帯責任には反対だが連帯責任という抑止力があってもこの様な下劣な犯罪を犯す部員が出てくるのだから,その抑止力が無くなったらどうなってしまうのかという不安はある。