2007-10-31

ドッグフード

ドッグフード製造・販売会社「サンライズ」が、「ほねっこ」の一部にササミを使っていないのに原材料名に表示し混入した白身魚は表記していなかった。 「ふっくらソフト」は牛肉を使用していないのに 「ビーフ」と表示していた。

幼犬の頃はドッグフードやおやつ類に気を使っていたが,成犬になってからはおやつ類は人間が食べるもの(チョコとネギ類以外)もよくあげているので,この件に関しては怒りはない。逆に問題となった白身魚入り「ほねっこ」をこの際安価で大放出してくれないかなと思っている。

2007-10-30

堕天使のパスポート


ロンドンで昼はタクシーの運転手,夜勤でホテルのフロントマンとして働くオクウェは元医者で,事情がありナイジェリアから不法入国していた。オクウェと同じホテルでメイドとして働いているシェナイはトルコからの不法入国者。二人は同じ部屋に住んでいるが,仕事の時間が異なるために顔を合わすのは1日のうちわずかな時間のみである。

ある日オクウェはホテルのトイレの詰まりを掃除しているときに,そのトイレから心臓を見つけた。どうやらホテルで不法入国者の腎臓と引き替えにパスポートを渡すという臓器売買が行われていて,その心臓は失敗した者の心臓だった...

臓器売買で自由を手に入れることは善か悪かを考えさせられる映画だった。ごく一般的な日本人の生活をしている私には善悪の判断は出来ない。人間の弱みにつけ込むいやらしい商売だが,その商売がなければ逃げ出してきた国に送還されてしまう。本当に判断は難しい。

2007-10-29

愚者

日本ハムのヒルマン監督がMLBの監督就任発表を行ったことで「まだ日本シリーズも残っているのに」という事で一部の野球評論家が批判し続けている。違反したわけでもなく球団も選手も了承/祝福しているのに,全く関係の無い外部の人間が批判していることに愚かしさを感じる。

批判する者は自分が絶対だと思っている世界観を崩された場合「そのやり方もありだね」と思わずに「許せない」と思う人間なのだと思う。自分が正しいという前提を譲れない愚者。日本プロ野球のOBにこの様な者が存在することが悲しい。

2007-10-27

TV朝日のクソ中継

TV朝日で日本シリーズを見ていたが,監督の勝利者インタビューの途中で何も言わずに突然終了してしまった。CSでも見られるのならTV朝日を選んだ自分が悪いので文句は言わない。しかし,日本シリーズは権利の関係でCSでは放送されない。それなのに全くふざけている。

又,試合の途中途中でダルビッシュの奥さんの観戦姿を映し出すカメラワーク。亀田の事でTBS等のマスコミの責任が問われているのに呆れてしまう。スポーツはスポーツだけを純粋に放送すれば良い事が相変わらず分かっていない。

日本シリーズ 対中日 3-1

1回裏に得点をして,その後1安打しか打てなかったこともあり,ダルビッシュ対中日を見ているような試合だった。今シーズン200イニング以上投げCSでも2試合投げたダルビッシュはさすがに終盤疲れが見えたが,見事完投勝利。

2007-10-26

証明

亀田の謝罪謝罪会見。映像は見ていないが長男が代表して謝ったらしい。謝る,謝らないは別にしてこの会見に親が出てこなかったのはおかしい。

今まで散々親子で煽ってきて,いざというときは自分は引っ込み子供に任せる。犬は怖い時に相手より先に吠えて威嚇する。だから小型犬ほどよく吠える。今回の件で亀田の親のあの風貌や態度は,犬のそれに近いものがあったということが証明された。

2007-10-25

季節の中で

前回中島みゆきのボディ・トークを自分なりの解釈をしている時に思い出した。

'70年後半から'80年前半にかけて松山千春の季節の中でがヒットし,オフコースも出す曲全てがヒットしていた。いわゆるラブソングや軟弱な歌詞の曲が流行っていた。

そんな中アナーキー季節の外でという曲で皮肉り,吉田拓郎は(岡本おさみの詞だが)ひと晩たてば 女まがいの唄が あふれだして 優しさが叩き売られる事だろう
悩む者と飢えた者は 両手で耳をふさぐだろう
と叫んだ。ダウン・タウン・ブギウギ・バンドダウン・タウン・ファイティング・ブギウギ・バンドと改名しLiveでは過去の曲を一切歌わないと宣言し自主制作アルバムを発表した。それは歌詞に規制をかけないためだった。

PANTAオフコースのファンを奪い取ろうとアルバムKISSを発表したが,奪い取るどころか元のファンにもそっぽを向かれ,PANTAらしさをアピールした。

20年以上も前のことがいまだに記憶に残っている。ラブソングに対するアンチが生まれるくらい歌というものにパワーがあった時代だったんだなと,振り返ってみて気が付いた。

2007-10-23

I Love You, 答えてくれ/中島みゆき


中島みゆきは以前古い何枚かのアルバムをダビングしてもらって聴いた。アルバムとして聴くのは相当年数が開いている。そしてこのアルバムを聴いて声量というか声にやられてしまった。この勇ましさは他の日本人女性アーティストを寄せ付けない。

詞も相変わらず素晴らしい。正しさを道具として使う風潮に疑問を投げかけているNobody Is Right。軟弱できれいな単語を並べただけのLove Songを批判しているんだろうなと深読みした「言葉なんて迫力がない 言葉なんて なんて弱いんだろう」と歌っているボディ・トーク。拓郎の作曲だよと言われても疑わないI Love You,答えてくれ。少し気恥ずかしい歌詞だが,勇ましい歌い方でそれをカバーしている背広の下のロックンロール等素晴らしい曲が沢山詰まっているアルバムだと思う。

2007-10-22

銭ゲバ/ジョージ秋山


何日か前に昔購入した「アシュラ/ジョージ秋山」読み,そういえば銭ゲバも読みたいなと思っていたら偶然再発されていた。

たぶん私が小学生の頃に少年漫画誌で連載されていたと思うが真剣に読んだ記憶はない。主人公が幼い頃,金がないために母親が医者に診てもらえずに死亡した。父は外に女を作り暮らしていたのでいなかった。この事から「世の中金だ」と悟り,殺人を犯しながら政治家にまで上り詰めていくストーリー。

アシュラ」は大飢饉の中世に気の狂った母親から生まれ,すぐさまその母に火で焼き殺されそうになりながら生き延びたアシュラが獣と人間の狭間で生き延びていくストーリー。当時は人肉を食べるという事が話題になった。

両方の漫画に短期間に読みショッキングな内容に目を奪われがちだけど,本質は生まれながらにして不幸を背負った人間の犯罪をどこまで許せるのかという事を問うてるのではないかと思った。

2007-10-20

ヒルマン監督MLBの監督に

日本ハムのヒルマン監督が来期からMLBロイヤルズの監督に決まった。この就任は日本によくあるような有名選手がすぐに監督になった様な人事ではなく,1A-2A-3A-NPBと経験を積み結果を残し勝ち取ったものである。一ファンとしてとても嬉しい。

ロイヤルズは数年連続で最下位の弱小チーム。資金もあまり無いらしい。まるでヒルマン監督就任前の日本ハムのようだ(ここまで弱くなかったけど)。このチームを立て直せるかどうかとても楽しみである。

ちなみにMVP2005というMLBの野球ゲームで最新Rosterにして遊んでみると,やはりロイヤルズは弱い。しかし良い選手は何人かいる。何とかなるのではないだろうか。

2007-10-18

完全優勝

日本ハムがロッテに勝ってリーグ完全優勝を果たした。試合が始まる前までは負けてもリーグ優勝はしているしなと自分に言い訳をしていたので,今日の勝利は本当に嬉しい。

クライマックスシリーズではセギノール,小谷野がダメで工藤,高橋のこうすれば打ち取られるなと思っていると本当に打ち取られる姿に希望を持てていなかった。それでもヒルマン監督は彼らを使い,見事皆最終戦で結果を出した。人間の奥深さを見たシリーズだった。

2007-10-17

スポーツ放送

亀田問題が続いている。亀田を持ち上げたマスコミ(TBS)への責任が追求され始めているが,私からすれば何を今更という感じだ。スポーツ放送と芸能人を絡ませる方式を行っている限り同じ事が繰り返される。それに気が付かずに何か起こったときだけ糾弾しても何も変わらない。

2007-10-16

Dropkick Murphys/The Meanest Of Times


Dropkick MurphysのアルバムではBlackoutが最も好きで,それ以前のPUNK色の強いアルバムはあまり好きではない。このアルバムを最初聴いたときはBlackout以前の音に近くてあまり好みじゃないかもしれないと思ったが,何度も聴いているうちに「いい曲も沢山あるじゃないか」とだんだんと好きになった。

最も良かったのが8.Flannigans Ball。何度聴いてもかっこいい。DublinersRonnie Drewのダミ声がとても印象的。Dublinersは何度か聴いたことあるけどスルーしてしまったバンドだけど。

2007-10-15

CS 対ロッテ 7-0

昨日ホームラン攻勢で惨敗したが,ホームランでの失点ばかりだったのでそれほどダメージはないと思っていた。7回2死からの連打での大量得点。シーズン中でも見たことがなく,これがホーム球場でやるポストシーズンの利点なんだなと思った。

殊勲賞:グリン(7回無失点) 敢闘賞:稲田(好守&好打) 技能賞:田中賢介(好守&好打)

ゲット・オン・ザ・バス


'95年ワシントンで行われる黒人の100万人大行進に参加するために,LAでツアーに参加しバスで向かう黒人達。ゲイ,元ギャング,元ギャングが属していた組織に父を殺された警察官,映画学校の生徒,売れない俳優...共通点は黒人である事だけの参加者達を乗せたバスはワシントン到着まで数日間の予定で走り始めた...

背景を知らなくても十分に楽しめる内容だった。ラストはいまいちだったけど。黒人として差別をされている事に憤慨しているのに,別の事柄で相手を差別する者。こっちの方が悲惨で可哀想なんだと力説し相手を議論で負かそうとする者。

この映画は黒人を主役にしているがそれはあくまで映画だからであり,各人の言動は人種を問わず全ての人間がもう一度己を顧みる事の出来るストーリーだったと思う。

2007-10-13

CS 対ロッテ 5-2

ダルビッシュは楽天もそうだけどストレートを狙い打ちされている。もちろん狙えば全て打てるわけではないのだけど,そんな感じがしていた。途中から変化球主体に変えた途端ロッテは打てなくなり,それを確信した。

殊勲賞:森本(流れを呼ぶ逆転打) 敢闘賞:ダルビッシュ(完投) 技能賞:田中賢介(決勝打)

2007-10-12

不快な試合

ボクシング世界フライ級タイトルマッチの日本人対決を見た。とにかく不快な試合だった。減点された反則以外にもラフな攻撃が多々あり,もしかしたら反則負けを狙っているのかなと思ってしまった。

反則は18歳の若さ故の過ちと擁護している元祖疑惑の判定ボクサーもいたが,それは間違っている。どう見たってあれは駄々をこねている子供の行為だ。TBSはせめてスポーツ中継だけでも公平に放送してもらいたい。無理だろうけど。

2007-10-11

故障の原因

iPod Shuffle Secondがまた故障しそうになった。ジョギング時に襟に付けているので,汗が染みこんで接触が悪くなるのが原因だと思っている。Nikeと提携してスポーツ時の使用を勧めているのだから,もう少し防水性に目を向けて欲しい。夏は特にクリッピングする部分が限られているのだから。

仕方がないのでシリコン製のカバーを購入した。購入後は気温が低くなりウインドブレーカを着ることが増えたので,私が考えている原因が真であるかどうかの検証できていない。

2007-10-10

年寄りの仲間入り

クライマックスシリーズでどちらが勝ち上がってくるのだろうかと野球を見ていたのだが,早い回で大差がついてしまったのでザッピングをして他のチャンネルを見ていた。そこで,歌手ではない人々が歌っている番組に遭遇したのだが,この様な番組にニーズがあることが昔から理解できない。

以前はカラオケ番組を電波に流すなと思っていたのだが,昨日は違った。選曲がとてもつまらなく,歌っている人間以前にその曲自体にイライラしてしまい見ていられないのである。年寄りの仲間入りをした瞬間である。

2007-10-09

チェンバー/処刑室


'96年ミシシッピーで死刑が行われようとしていた。その男はKKKの一員で30年前に法律事務所を爆破し,子供を含む3人の命を奪った。弁護士を拒否しているその男に若手弁護士が担当を申し出る。弁護士は男の孫だった...

ミシシッピーバーニングでKKKを取り締まったジーン・ハックマンがこの映画ではKKKの一員となる興味深い映画。ジーン・ハックマン演じる死刑囚の曾爺さんがKKKの創設者の一員で,ミシシッピーの当時の社会環境も含めその死刑囚がなぜ怪物になったかを弁護の切り札とするが,それはそれとして退けるストーリが秀逸。

被害者側を無視して,加害者の生い立ちが可哀想という視点で減刑するヘボな小説や映画じゃなくて本当に良かった。

2007-10-08

Bruce Springsteen/Magic


Bruce Springsteenをきちんと聴いたのは前作の2枚組Live盤。これが結構好きで過去を振り返ってみたが,今ひとつピンと来なかった。しかしこの新作は気に入った。1曲目のRadio Nowhereが決め手だった。

他にはYou'll Be Coming Down,Gypsy Biker,Girls In Their Summer Clothes,I'll Work For Your Love,Last To Die,Long Walk Homeがいい。

若いときはBruce Springsteenを耳にしたこともなかったのだが,最近分かったことは初期の小山卓治やSIONのNOISバンド,中島みゆきなどのLiveアレンジはBruce Springsteenを参考にしていたんだろうなということだ。

エリート養成機関 ナポラ


町工場で働くフリードリヒ。ボクシングの試合でナチスの者に見込まれてエリート養成機関・ナポラへの入学を勧められる。父親はナチスには関わるなと反対したが,彼は学校に行きたいために家を飛び出して入学する。ナポラでの訓練は厳しかったが,同級生と絆を深めていくフリードリヒだったが...

この映画はナポラの実体を描いているわけではなく,親と子,友人同士の関係を主としている青春映画だ。子は親を選べない。ダメな親の思想をそのまま受け継ぐダメな子も多いが,ダメな親を反面教師として立派な意志を持つ子供も存在する。映画タイトルとは裏腹にこの様な事を感じた。

2007-10-07

歌え!ロレッタ愛のために


カントリー歌手ロレッタ・リンの半生を描いた映画。炭坑夫の娘として生まれたロレッタは13歳で結婚をした。数年後のロレッタの誕生日に夫がギターをプレゼントし,そこから彼女の歌手としての道が開き始めた...

以前見たことがあるが全く覚えていなかった。ロレッタ役のシシー・スペイセクが13歳から30過ぎまでの役を演じ,歌も自分で唄っていてそれが素晴らしい。化粧でこんなに顔が変わるのかという驚きもあった。

夫の方はフィクション映画だったら途中でDVになってしまいそうな脆さがあったが,そこを何とか踏ん張った。この夫がだからこそロレッタも歌手として成功したのだろう。

2007-10-05

Mischief Brew/The Reinvention Of The Printing Press


Mischief Brewの存在をどのような経緯で知ったかは覚えていないが,アコースティックギターをかき鳴らし叫ぶように歌うスタイルに一発で虜になった。もちろんバラード調の曲もあり,バックバンドも付いている。メロディーはしっかりしていて,アイリッシュっぽい感じもする。ジャンルはオージーフォークらしいけど。

日本人に例えると,ソロになった後の遠藤ミチロウとかオンステージ第二集の頃の吉田拓郎っぽいかな。

2007-10-04

騒音の思い出

マンションの上の階に住む幼児の騒ぐ音がうるさく精神的苦痛を訴えていた人が裁判で勝訴した。

独身の頃公団で一人住まいをしていた。ある日知らないオバサンがやってきて,「夜中は静かにしてくれませんか」と言われた。心当たりがないので「うちではないと思うのですが」というと「向かいの棟から電気などをチェックしていた」といわれ恐ろしくなった。

あの頃は夜遅く帰宅し就寝。翌日は朝に出社するという毎日を送っていたので,本当に心当たりはなかった。しかし監視されていたという恐ろしさで反論もそこそこで謝ってしまった。文句を言われる前から一ヶ月後には引っ越すことが決まっていたので,その後は何もなかったが今思い出しても不思議な出来事だった。

2007-10-03

東京ドームの憂鬱

セリーグは巨人が優勝した。巨人だけには優勝して欲しくなかったのに残念だ。もし日本ハムと巨人がクライマックスシリーズを勝ち上がって対戦するとしたら,東京ドームでも試合をしなければならない。これが憂鬱だ。

野球中継はセンターカメラから映していて,見慣れると打者が打ったときにこれはホームランだヒットだというのが分かってくるようになり,その予想はだいたい当たる。

しかし,東京ドームの場合は「これは外野の凡フライだな」という当たりがホームランとなる時が多々ある。パリーグの広い球場での試合に見慣れると,この様なホームランには例え味方が打ったとしても興醒めしてしまう。この球場は確実に野球をつまらなくしている。

2007-10-01

二連覇

日本ハムがリーグ二連覇を決めた。開幕当初は次の優勝も20数年後だと思っていたので連覇は全く考えていなかった。

今までプロ野球は監督の技量はあまり関係ないと思っていたのだが,今回の優勝で監督の人間性や技量はとても重要な事だと認識した。その技量の中には,コーチングスタッフなども含まれている。