季節の中で
前回中島みゆきのボディ・トークを自分なりの解釈をしている時に思い出した。
'70年後半から'80年前半にかけて松山千春の季節の中でがヒットし,オフコースも出す曲全てがヒットしていた。いわゆるラブソングや軟弱な歌詞の曲が流行っていた。
そんな中アナーキーは季節の外でという曲で皮肉り,吉田拓郎は(岡本おさみの詞だが)ひと晩たてば 女まがいの唄が あふれだして 優しさが叩き売られる事だろう
悩む者と飢えた者は 両手で耳をふさぐだろうと叫んだ。ダウン・タウン・ブギウギ・バンドはダウン・タウン・ファイティング・ブギウギ・バンドと改名しLiveでは過去の曲を一切歌わないと宣言し自主制作アルバムを発表した。それは歌詞に規制をかけないためだった。
PANTAはオフコースのファンを奪い取ろうとアルバムKISSを発表したが,奪い取るどころか元のファンにもそっぽを向かれ,PANTAらしさをアピールした。
20年以上も前のことがいまだに記憶に残っている。ラブソングに対するアンチが生まれるくらい歌というものにパワーがあった時代だったんだなと,振り返ってみて気が付いた。