2007-10-15

ゲット・オン・ザ・バス


'95年ワシントンで行われる黒人の100万人大行進に参加するために,LAでツアーに参加しバスで向かう黒人達。ゲイ,元ギャング,元ギャングが属していた組織に父を殺された警察官,映画学校の生徒,売れない俳優...共通点は黒人である事だけの参加者達を乗せたバスはワシントン到着まで数日間の予定で走り始めた...

背景を知らなくても十分に楽しめる内容だった。ラストはいまいちだったけど。黒人として差別をされている事に憤慨しているのに,別の事柄で相手を差別する者。こっちの方が悲惨で可哀想なんだと力説し相手を議論で負かそうとする者。

この映画は黒人を主役にしているがそれはあくまで映画だからであり,各人の言動は人種を問わず全ての人間がもう一度己を顧みる事の出来るストーリーだったと思う。