2007-10-08

エリート養成機関 ナポラ


町工場で働くフリードリヒ。ボクシングの試合でナチスの者に見込まれてエリート養成機関・ナポラへの入学を勧められる。父親はナチスには関わるなと反対したが,彼は学校に行きたいために家を飛び出して入学する。ナポラでの訓練は厳しかったが,同級生と絆を深めていくフリードリヒだったが...

この映画はナポラの実体を描いているわけではなく,親と子,友人同士の関係を主としている青春映画だ。子は親を選べない。ダメな親の思想をそのまま受け継ぐダメな子も多いが,ダメな親を反面教師として立派な意志を持つ子供も存在する。映画タイトルとは裏腹にこの様な事を感じた。