2007-10-22

銭ゲバ/ジョージ秋山


何日か前に昔購入した「アシュラ/ジョージ秋山」読み,そういえば銭ゲバも読みたいなと思っていたら偶然再発されていた。

たぶん私が小学生の頃に少年漫画誌で連載されていたと思うが真剣に読んだ記憶はない。主人公が幼い頃,金がないために母親が医者に診てもらえずに死亡した。父は外に女を作り暮らしていたのでいなかった。この事から「世の中金だ」と悟り,殺人を犯しながら政治家にまで上り詰めていくストーリー。

アシュラ」は大飢饉の中世に気の狂った母親から生まれ,すぐさまその母に火で焼き殺されそうになりながら生き延びたアシュラが獣と人間の狭間で生き延びていくストーリー。当時は人肉を食べるという事が話題になった。

両方の漫画に短期間に読みショッキングな内容に目を奪われがちだけど,本質は生まれながらにして不幸を背負った人間の犯罪をどこまで許せるのかという事を問うてるのではないかと思った。