2009-07-30

球界の野良犬/愛甲猛


元ロッテの愛甲が生い立ちからプロ野球人生,引退後の生活を書いた自伝。

高校時代,友人から「愛甲ってワルなんだぜ」と聞いたことを思いだした。この本を読んでみると確かにそうだった。甲子園で優勝する高校球児ぐらいになるとソープランドに接待されるのか。私も運動部に所属していたが都立高校の運動部だったため,そんな噂すら耳にしたことはなかった。

プロ野球界に入ってからの裏話も面白い。タイトル争いで助けい,首脳陣とのトラブル。そしてステロイドの使用とその後遺症。金田監督の行動はまるでコントみたいだ。

暴露本にしては少し弱いし,自伝として考えるとそれほど自分語りをしているわけでもない。そんなことから,疲れていてもサラッと読める内容になっている。

2009-07-28

狂い咲きサンダーロード

俳優の山田辰夫が亡くなった。「狂い咲きサンダーロード」の演技が今でも印象に残っている。存在感のある狂犬タイプのチンピラ。菅原文太→渡瀬恒彦→水谷豊の系譜をたどる役者が出てきたなと当時思っていた。

「狂い咲きサンダーロード」公開当時高校生だった私は邦画ばかり見ていたのだが,卒業と同時に徐々に見なくなり山田辰夫の存在も忘れていた。どうやら長渕剛のTV等に良く出ていて知名度もそこそこあったらしい。

数ヶ月前に「おくりびと」を見た。なんか聞き覚えのある声だなと思ったら山田辰夫だった。つい2,3日前に洋画を見ていて「山田辰夫っぽいね」と妻と話をした。何十年も見ていなかったのに,久々に自分の記憶の中に蘇ったなと思っていたら飛び込んできた死去のニュース。

そういえば何年かぶりにミッシェルの曲をiPodに入れて聴き始めたら何日か後にギタリストの死去のニュースが飛び込んできた。妙な偶然だなと感じている今日この頃。

2009-07-22

まさかの復帰

甲斐バンドが昨年解散ツアーを行ったのに又再結成するらしい。もっと昔に解散したと思ったので,最近解散していたのかと思っていたのだが'86年にも解散していたらしい。いずれにせよ引退復帰パタンが多いプロレスラーのようだ。

解散に関するツアーやコンサート,CD等のは発売を一切していなければ「その時はそういう気分だったんだろうな。そういうときもあるよ」と納得は出来るのだが。

2009-07-17

The Killigans/Live at the Zoo Bar


哀愁のあるメロディーが特徴的なIrish PunkバンドThe KilligansのBEST盤的意味合いの強いLive盤。このLive盤ではなんと言ってもアコーディオンがいい。ついついアコーディオンのみに神経を傾けてしまうほど。このバンドに興味を持ったらこのアルバムから入るのもいいかもしれない。Napsterで聴くことが出来る。

アメリカやヨーロッパのIrish Punk系,Folk Punk系のバンドを聴くといつも思うことがある。私の好きな何人かの日本のアーティスト達もたまにアコーディオンやバイオリンを使うのだが,どのアーティストもこれらの楽器を使う時の99%はおとなしい曲の時(あくまで私が知っている範囲でだけど)だということ。もどかしくなってくる。こういうのって文化の違いなのかな。

2009-07-16

オールスター考

プロ野球の交流戦が始まってからオールスターへの興味が薄れた。選手も真剣勝負を履き違えていて緊張感がないし。選手も見ている方も緊張感があるようにするには,その勝敗によって勝ったリーグには負けたリーグにダメージを与えるような特典を設けることだと思う。

案としては来年から交流戦を3戦シリーズとし,勝ちリーグの主催球場で行う。現在はドラフトの指名順序権が与えられているが,それをもっと大胆にして勝ったリーグの6チームから優先にする。

今はこの程度しか思いつかないが,お祭りなんだよという認識は見ていて面白くない。

2009-07-14

原点回帰

高校生の頃からPANTAとRoostersが好きでとにかく聴き飽きるほど聴いた。mp3の時代になり両者の音源はあまりmp3化しなかった。そのうち洋楽のあるジャンルがとても好きになり,そのジャンルを集めそればかり聴いていた。

それもなん回りかし,昔が懐かしくなりRoostersのBOXセットのCDやDVDをmp3化してiTunesに登録しはじめた。原点回帰だ。

聴いてみると当時はそれほどでもなかったのであまり聴いていなかった花田時代の曲がとても新鮮だ。やっぱりSOSはいいな。Liveだと特にいい。でもなぜか途中までしか収録されていない。

2009-07-13

クローザー

野球のない日は「クローザー」という海外ドラマを見ているのだが,これがとても面白い。これを見る前は「デクスター」を見ていてレンタルされているDVDを全て見てしまったので切り替えた。

しかしクローザーのレンタルもレンタルされている最終シーズンである第3シーズンに入ってしまい,次は何を借りようかと悩まなくてはいけない時期が迫ってきた。「フレンズ」を第一シーズンから見直そうかな。

2009-07-08

トリミング

ようやく犬の抜け毛が落ち着いてきたので,一ヶ月ぶりに今朝シャンプーをした。柴犬で短毛だからという事もあるのだが,シャンプーも爪切りも肛門絞りも店に行かずに全て自分で行っている。柴を飼っている人は私と同様にほとんど自分で行っているのだと思う。

爪は散歩中に削れるから大丈夫という話を聞くが,土の上を散歩させていると削れないので自分で行うしかない。通常の爪は問題ないのだが内側に曲がっている狼爪が切りにくい。この爪は役に立つのかなと思うのだが,たまにこの爪で歯を掻いているので役に立つのだろう。

2009-07-06

この自由な世界で


ロンドンで職業斡旋の仕事をしていたシングルマザーのジェイミーはセクハラする上司に反抗しクビになった。この仕事の能力があった彼女は友人と職業斡旋の仕事を始めた。外国人労働者を斡旋する仕事で当初は法律に基づいて行っていたが,儲けが多く従順に働く不法移民にまで斡旋するようになった。

利益も増え順調に進んでいったが,斡旋先から給与を回収できないというトラブルが発生し,彼女は労働者から糾弾されはじめ...

搾取しているのだけれど搾取されているという立場の人間を描いた映画。ソフト業界にもこの様な自転車操業で仕事を斡旋している人々は多くいた。その人達に多いのは企業側から金が入らないと自分のプールしている金を労働者に払うという事をせずに,こっちももらえないんだという泣きを入れて労働者に払わないというやり方。

この映画の主人公はまさにこの様な人だった。しかも労働者は政府に訴えることも出来ない人々。彼女は痛い目にあい少し改心するのだが,根っこの部分は変わらなかった。その変わらない部分を描いているのがとても良かった。

2009-07-03

故障の原因

SONYのWALKMAN,NWD-W202が修理からやっと戻ってきた。新品と交換だったにもかかわらず6.23に発送して7.3到着。やはりiPod Shuffuleに比べるとかなり遅かった。

故障の原因は分からない。たぶん元々不良品のロットを買ってしまい汗で壊れたのではないかと推測している。今度のは壊れなければいいのだけれど。

2009-07-01

変化

邦楽Onlyだった私が洋楽ばかり聴くようになって4,5年になる。この様な聴き方をして自分の変化が明らかに分かった。それは歌詞が分からないために間奏や各楽器の音色をじっくりと聴くようになったことである。

以前は楽器なんて気にしなくて,メロディーとテンポそして歌詞が好みであればそれで良かった。しかし今はメロディーを好きになってもアレンジが平凡だとすぐに飽きてしまう。電子っぽい楽器を盛り込んだアレンジだとそれだけで嫌になってしまう。

それと日本語の歌詞についても意識が変わった。日本語の歌詞を聴く機会が少なくなった分,以前にも増してその内容を吟味するようになった(ただ過去に聴いた曲については刷り込まれているので素直に聴いているが)。

以前にも増して「一所懸命やれば云々,夢に向かって云々,人は皆云々,自分(あなた)らしく云々」等というフレーズを嫌悪するようになった。