2009-07-30

球界の野良犬/愛甲猛


元ロッテの愛甲が生い立ちからプロ野球人生,引退後の生活を書いた自伝。

高校時代,友人から「愛甲ってワルなんだぜ」と聞いたことを思いだした。この本を読んでみると確かにそうだった。甲子園で優勝する高校球児ぐらいになるとソープランドに接待されるのか。私も運動部に所属していたが都立高校の運動部だったため,そんな噂すら耳にしたことはなかった。

プロ野球界に入ってからの裏話も面白い。タイトル争いで助けい,首脳陣とのトラブル。そしてステロイドの使用とその後遺症。金田監督の行動はまるでコントみたいだ。

暴露本にしては少し弱いし,自伝として考えるとそれほど自分語りをしているわけでもない。そんなことから,疲れていてもサラッと読める内容になっている。