2007-05-20

ジャスティス


'44年,ドイツ軍の捕虜収容所ではマクナマラ大佐がリーダーとなっていた。ある日捕虜内での殺人事件が起こり,黒人捕虜が容疑者となった。ドイツ軍に処刑される寸前で大佐は裁判を行うことをドイツ軍に提案し,ハート中尉に容疑者を弁護するように命令する。しかし,命令したにもかかわらず大佐は弁護を妨害するのであった...

最後にやっと「ああそうだったのか」と話が繋がった。戦争批判,人種差別批判,戦争中の正義...等,様々な事を盛り込んでいるので焦点が少しぼやけてしまったのが惜しい。それでも面白かったけど。

ただ気になったのが,戦争中なら大勢のために自分が死を選ぶことを善として美化している部分。終盤からこの思想がこれでもかと立て続けに描かれていて,危うく染まりそうだった。