2007-05-07

アララトの聖母


'15年にトルコでアルメニア人大虐殺が行われたが,トルコ政府はそれを認めていない。映画監督エドワードはその史実を映画化しようとカナダで撮影を開始した...

アルメニア人大虐殺という事を全く知らなかったが,この映画はある登場人物が私と同様の知識の持ち主で,関係者にその内容を「どうして?いつ?それでどうなった?」と尋ねていく手法をとっているので,そういうことがあったのかとドキュメンタリーに近い感覚で作られている。

前述の通りこの歴史を知らないので,この映画の内容が100%正しいかどうかは分からない。これは南京大虐殺等のアジア諸国に対する第二次世界大戦中の日本の行為にも置き換えることが出来る。当時の各人のその行為への関わり合いによっては,意見も分かれる。

記憶も薄れていっているだろうし,加害者と被害者では受けたときの感覚も異なる。又,その状況時の世間の常識によって自分の行為を見失っていることもあるだろう。何を言いたいのか分からなくなってきたが,人数の問題ではなく,まず事実か否かを議論するが大事な事なのだと思っている。