2007-03-22

For Your Consideration


特に有名ではない俳優達が小規模な芸術映画を作っている。撮影も終盤にさしかかってきた頃,この映画のセットを見学した個人のサイトに「主演女優がアカデミー賞候補になるだろう」と書かれていたことが女優の耳に入り,その話が伝言ゲームのように伝わった。そうしているうちに地元ディアがこの話を嗅ぎつけ,TV
慣れしていない出演者達を料理し始めて...

映画界を皮肉ったストーリーで,小さな笑いが散りばめられている。この手の映画を見ていていつも思うのだが,映画を作るのには沢山の人が携わっていて,クランクアップ時は充実感に包まれ,携わった人々は感動していることだろう。

それなのに映画を見た80%以上の人が駄作という作品は必ず出てくる。どうしてこんなに多くの人が携わっているのに,駄作が出来てしまうんだろうと。そしてその映画に携わっている人々は,酷評をどのように受け止めているのだろうかと。