2007-04-04

HANNIBAL RISING


第二次世界大戦中に,リトアニアに疎開した幼いハンニバル。そこでドイツ空軍により両親,親類が殺され,屋敷にで妹と二人っきりになってしまった。そこへ現れたのが戦争のどさくさに紛れて,金品を強奪する集団。彼らはハンニバル達を監禁しこの屋敷に籠城することになったが,寒さと飢えに耐えられなくなり,妹を殺害し食べてしまった。

それから数年後,あの日の悪夢に悩まされるハンニバルであったが,叔母の日本人に出会い精神が落ち着き,奴らに復讐を開始し始めた...

羊たちの沈黙を見たことがないので,単純な復讐映画として楽しめて,ハンニバルが出ている他の映画を見たくなった。

私はいい歳なので残虐シーンやカニバリズムには何とも思わなかった。こういうものは視覚的から想像できる痛みでしかなく,心にまで痛みは到達しない。心に痛みが響くのは,前も書いたかもしれないがミシシッピー・バーニングでのKKKによる私刑シーンの様な描写なのである。