2007-07-02

Freedom Writers(フリーダムライターズ)


ロス暴動から2年後の1994年,かつては優秀な生徒が多かった公立高校も統合化によりレベルが落ちていった。新任教師のエリンが受け持ったクラスも町と同様にクラス内で複数の人種間の軋轢があり,人種間の戦争を生き抜くことが目的で,自分のそして他人の死を軽く見ている生徒ばかりだった。

エリンはあることからクラスのほとんどがホロコーストを知らないことを知った。そのための資料を学校に要求すると「彼らには無駄だ」ということで却下された。エリンは各自に日記を書かせ本音を書くことを試みた。そして自費で生徒達をホロコースト博物館に連れて行った。

生徒達は徐々にお互いを分かり合うようになり,生と死を重んじる様に変わっていったが逆にエリンは学校幹部から非難され始め...

エリンの私生活部分はいらないなと思ったが,実話を元にした作品だからしょうがない。この部分を抜かせば完璧な映画だった。最も感動したのは,クラスで存在感のない男の子が日記を朗読する場面。その日記の内容とクラスの生徒の表情と態度が涙腺を緩くした。