2007-07-10

散歩の光景

うちの犬は5歳なのだが,2歳を過ぎた辺りから他の犬に吠えるようになり,幼犬の頃に仲が良く且つ年齢差が数歳上の犬としか挨拶を出来なくなった。吠えるといっても目にした犬に片っ端から吠えるわけではなく,ちょっかいを出されると吠えるのである。マーキングを楽しんでいるのに邪魔をするなという感じで。

今でも挨拶が出来る犬が数匹いるのだが,その中に爺さんが散歩をさせている爺さんシーズがいた。その爺さんシーズはうちの犬が幼犬の頃から「こいつは爺さんで,目も悪く耳も遠くなり足も悪いんだよ」と飼い主に言われていた。

このシーズとはほぼ毎日会っていた。しかし一ヶ月前から爺さん共々見かけなくなった。最初は気にならなかったが,これだけ長いと爺さんか爺さんシーズのどちらかの体調が...と心配になる。

何年も同じ場所で散歩をしていると,いつも見かけた犬がいなくなる事が何度もある。靴下を履いていた犬,平衡感覚がなくなってきた犬,トボトボ歩いていたシェパード,珍しく仲が良かった甲斐犬,そして爺さんシーズ。思い出すと少し感傷的になる。