2009-02-10

子供だましの演出

朝,TVをつけたら若い母親が殺されたのかな?途中からだったのでよく分からないのだが,その母親が自分の子供をあやしているビデオが流れ,そこに母親が書いた日記のような文章をナレータが読んでいた。

女性ナレータの抑揚のある声を聞いていると気持ちが悪くなってきた。近年,事件の紹介にこの様な演出をすることがお決まりのパターンになってきている。これを見てはまる人もいるだろう。

しかしわたしは逆にそのあざとさが鼻につき,感情移入がまったくできなくなる。それだけならいいが時には「ケッ」と思い「反」の感情すら芽生えそうになり「これではいけない」と我に返ることもある。

速報が売り物のTVニュースでは,事件は事実のみ正確に報道すればよいと思う。短時間でお手軽に作った子供だましの演出はいらない。詳細を知りたい場合は,もっと時間をかけて作った関連書籍や映画で情報を得るので。