2008-12-21

The Children of Huang Shi


第二次世界大戦中,イギリス人記者ジョージは南京に潜入した。日本軍による虐殺場面を撮った事がバレて処刑されることに。しかし寸前でゲリラのリーダ,チェンに助けられた。

チェンは中国語を覚えるまでという約束でジョージを黄石の孤児院に連れて行く。その孤児院には日本軍により親族を惨く殺された子供達が集まっていて,希望も食料もなかった。ジョージはここに留まりたくはなかったのだが,少年達を見て彼らに生きる希望を与えようと決心をした。

ジョージの献身ぶりに少年達も心を開き始め,自給自足で生活できるようにまで成長した。しかし,国民党から施設の退去を命ぜられ...

この映画は実話を元にジョージ(及びアメリカ人看護婦)の人間愛を描いた映画である。最後にこの孤児院にいた数名の中国人が彼について語るのだが,その言葉を聞いてるだけで泣けてくる。

それなのに日本で未公開(DVDも未発売)の理由がさっぱり分からない。これは日本軍を主に描いた映画ではない。この映画での日本軍は戦争映画によくある敵の国程度の描かれ方である。言葉狩りと同様に表面しか見ていないのかもしれない。