2009-12-07

シティ・オブ・マッド


以前,ブラジルのバスジャック事件を映画にした「バス174」を見た。そしてこの映画はそのバスジャック犯の青年の生い立ちから,いかにしてバスジャック犯になったのかを描いた映画だ。

主人公のサンドロの母が10歳の時に殺された。彼は叔母に引き取られたのだが居心地が悪かったのかそこを出てストリートチルドレンになりシンナーやコカインを覚えた。17,8歳の頃カンデラリア教会でのストリートチルドレン虐殺事件に遭遇したが生き延びた。

その後少年院に入ったのだが仲間と脱走をする。その仲間と強盗を行い金を稼ぐのだが,相手に抵抗され仲間に殺せと命ぜられても殺すことが出来ないサンドロ。彼は仲間に見放され再び孤立する。そして...

ストリートチルドレンについては映画で知ることばかり。その苦悩は想像すら出来ない。日本で青少年が犯罪を犯したときは生い立ちのせいにするな。同じような生い立ちでも立派な人はいくらでもいると思うのだが,外国のストリートチルドレンの犯罪に関してはその様に思うことが出来ない。