パワー・オブ・ワン
南アフリカで生まれ育ったイギリス少年が,様々な人との出会いやボクシングを通じ成長し,アパルトヘイトに反対するまでを描いた作品。最後までどうなるか分からない展開で,ストーリー及び主張共に良くできた映画だと思う。
いじめ問題が世を賑わせているけど,このような作品を幼い頃から見せれば,三つ子の魂じゃないが少しはいじめも減るとは思う。
日本人が演じるいじめを反対する直接的な物語だと「はいはい」という感じで効果は薄い。音楽の歌詞ではないけれど,本当のメッセージを読み取り,それを自分の状況に置き換えさせるという思考を作らせないとダメだと思う。