2007-12-07

ひまわり/小山卓治(リマスタ盤)


CDを買うとすぐにMP3化してiTunesで管理し,その時に各曲毎にマイレートを設定する。このアルバムはほとんどの曲がマイレート=5,つまり今聴いても名盤だということだ。

当時は下から2番目の男,DOWN,傷だらけの天使が好きだった。これらの曲は今も好きだが,今回最も印象残ったのはアルバムタイトルにもなったひまわりだ。

ガソリンが水たまりに虹を作る道の向こうというフレーズは若い人には想像出来ないかもしれないが,私ぐらいの年齢だと砂利道が多かった子供時代には当たり前の光景だった。

この曲は工場地帯近くの家庭を描いている。私が生まれ育った地域は工場地帯ではなかったが平屋の集合住宅や昔ながらの公団が多くある地域で,極貧ではなかったが裕福でもない家庭が我が家を含め多く,この曲を聴くとその頃を思い出す。そして以下の歌詞が琴線に触れる。

いつもと同じ夕焼けが辺りを赤く染めると
街中がつぶやきだす さあ仕事が終わる時間だ
誰もがテーブルの周りでそれぞれに寄り添う
小さな声で励ましあいながら