2007-11-25

リストランテの夜


イタリア移民の2人の兄弟がアメリカでレストランを営んでいる。職人気質で料理に純粋な兄はアメリカ人の舌に合わせるような料理を作らないため,レストランはいつも暇だ。資金繰りに精を出す弟はそんな兄と喧嘩ばかりしている。

ある日金を借りる相手もいなくなり途方に暮れた弟。そんな時に二人を自分の店に入れたいと思っているライバル店の経営者が有名歌手を店に呼んであげると提案する。それに賭けた弟は馴染みの客や新聞記者を招待し,豪華な晩餐を開こうと計画するが...

これで終わりなのかと思うラストシーンなのだが,そのラストシーンが印象深く秀逸だった。ストーリーは所々に笑いが入りながらほのぼのと進んでいくにも関わらず退屈さを感じさせなかった。