2013-01-15

テルマエ・ロマエ

何年前か忘れたけど1巻が発売されたとき,たまたま寄った書店に置いてあって「なんとか賞受賞」と宣伝されていたのを見て衝動買いした。読んでみたら面白く「さすが賞を取るだけのことはあるな」と感心した。

そしてその数年後に映画化。小説や漫画の映画化は失敗作が多い。特に先に原作を読んでいると幻滅することばかり。違和感がなかったのは「人間の条件」ぐらい。これは先に映画を見たのだけれどほぼ小説と同じだった。

話がずれたが,主役が阿部寛ということで「違和感がないな。これなら当たりかも」と思いDVDを借りて見る事にした。前半は原作ペースでなかなかいい。上戸彩が邪魔だけどこの程度なら映画ということで大目に見ようと思いながら後半に突入したところ「恋愛+皆で力を合わせて頑張ろう」というクールな原作とは真逆な方向に。

内容は覚えていないが,後半の上戸彩のセリフ一つ一つが白々しくそして鬱陶しかった。原作が好きな年寄りには後半はきつかった。