2010-05-25

中学生の頃

中学生の頃,月曜19:00からはTBSでキックボクシング。20:00からはTV東京で国際プロレスを見るというのが習慣だった。当時のプロレス団体は国際,全日本,新日本の3団体で全日本以外は見ていて新日本より国際の方が好きだった。国際の方を好きになった理由は分からないが,人気のない方を応援したくなるという中学生特有のメンタリティがあったのかもしれない。

国際プロレスの中で好きだったのがラッシャー木村。まだマイクパフォーマンスを行う以前のことで,猪木の対極にある愚直な不器用さに魅力を感じていた。当時はボクシングも見ていて,好きだったボクサーは竜反町やスパイダー根本だった。二人ともラッシャー木村に通じるところがある。

当時のボクシング自体が国際プロレスに通じるものがあり,まさに狩撫麻礼+谷口ジローの劇画の世界。映画館でいえば新宿昭和館の世界。「ミーハーには一生分からないだろうからこっちからお断りだ」というその独特な雰囲気が子供ながらに好きだった。

そんな国際プロレスを支えたラッシャー木村が亡くなった。