2010-01-05

木靴の樹


19世紀末のイタリアの小作農として暮らす4組の家族の日常を描いた作品。通常の映画だったら「何か事件が始まる展開だ」と思えるようなエピソード後も何もなく淡々と物語は進んでいく。前後編1.5時間ずつの3時間の映画。後編も終盤に近づき「ここまで来たら無事に終わってくれよ」という願いも空しく悲しい出来事が待ちかまえていた。

とても良い映画なのだけど,あまりにも淡々と進みすぎるのでもう一度見たいとは思わなかった。でも,観ていない人は一度は見た方が良いと思う。