2012-07-11

マイノリティ

LAW&ORDER S03E21

パトロールをしていた巡査が麻薬の取り引き場面に遭遇し無線で応援を頼んだ。しかし応援が来る前に射殺されてしまった。調査していくうちに射殺された巡査がゲイだったので諸婦負で孤立しており,応援に駆けつけた警官達はわざと現場到着を遅らせていたことが分かった。

検察は3人の警官の有罪を訴えるが,被告側の証人として出廷した心理学者の「ゲイと一緒に仕事をする恐怖感と嫌悪感が無意識のうちに働いて理性ではどうにもならないときもある云々」という証言が効いたのか,陪審員は無罪と判決した。

またしても後味の悪い結末。検察はゲイを自分と嗜好,宗教,肌の色,言語...などが異なる人として例え「あなた達が犠牲者になるときもあるのですよ」と訴えたが陪審員には響かなかった。

今回のエピソードは,検察の言うようにゲイそのものではなく,ゲイ=マイノリティとなるような構成になっているなと各人のセリフの端々から感じられたから,この判決はよけい後味が悪かった。