2012-06-26

銃社会

LAW&ORDER S03E07
時計店に銃を持った2人組の強盗が入った。店主は強盗を銃で撃つと2人組は逃げ,クルマの運転席に逃げたそのうちの一人を射殺した。もう一人は逃げる途中,路地で死んでいた。店主は以前にも別の街で経営していた店を襲われ強盗を射殺していたが,その後奥さんが報復されそうになっていた。

検察は強盗が店から逃げた時点で正当防衛は適用されないということから,殺人で店主を起訴する。陪審は店の中で撃たれて結果として死んだ一人に対しては無罪,クルマの中で射殺された一人に対しては有罪という結論を下した。クルマの中の強盗は銃を向けたわけではなかったからだ。

私は正当防衛で無罪で良いのでは?と思った。強盗に入らなければ店主が殺すこともなかったのだから,強盗に入った方がとにかく悪い。命を失っても仕方がないという考えからだ。

検察は銃を使った正義を許しすぎてはいけない,これを許して,もし間違って通行人に当たってしまったらどうするのか?今回は防衛じゃなく復讐である。警官も撃つときは相手が銃を手にしたのを確認したときというガイドラインがある。強盗が逃げた時点で警察を呼ぶという判断をするべきだったという主張だった。

それも分かるけど,強盗が逃げた時点で警察を呼び店で待っていたら強盗が報復にやってきて,機関銃か何かで店の外から乱射する可能性がある。悪人に対し法を守ったら射殺されましたではなくに泣けない。しかし,ハロウィンパーティで日本人が射殺された事件を考えると難しいところだ。


撃たれる可能性があるという状況で,素人に相手が銃を持っているかどうかという冷静な判断が出来るのであろうか。結局,日本は銃社会じゃなくて良かったという曖昧な結論でお茶をにごすしかない。