2012-02-20

同情と刑

山口県光市で起きた母子殺害事件の犯人に死刑が確定された。

死刑に相当する犯罪が起こり,犯人と確定される。ここから死刑が確定し死刑が執行されるまで時間があり,その間犯人は色々な人間とふれあい,もしかしたら本当に改心する犯人もいるのかもしれない。そういう状況を傍で見ていたり,メディアを通して聞いていたら,遺族以外の事件に関係のない人々の中には時間の経過による風化もあり,犯人に同情する人も出てくるだろう。

そこで忘れてはならないのが,被害者はその時間の経過を体験できていないということだ。しかもその原因は現在も雨風をしのげる場所で,毎日飯を食っている犯人が作ったのである。同情は同情,刑は刑と私は分けて考える。